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2011年3月16日 (水)

こんな今だからこそ、『愛する人』を



愛する人

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まず、このたびの東北関東大震災で、
被災された皆様、またその方たちとつながりのある皆様に
心よりお見舞い申し上げます。

不謹慎と言われるかもしれませんが、こんなときだからこそ、
私はこの映画を思い出します。

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愛する人。それは、つながりを持つすべての人。

『彼女を見ればわかること』『美しい人』のロドリゴ・ガルシア監督・脚本
『バベル』『21グラム』のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥが
製作総指揮。

こう作品を列挙しても、(今は見るのがつらいかもしれませんが)
生きること、死ぬことについて、
必ずや心に何かを残してくれる良作をつくってきた、つくり手たちです。
特に悩みながら生きる女性の描き方は、「何でわかるのぉ?」と
思うくらいのツボをついてきます。

また、この邦題。最初は『美しい人』にひっかけて、
結構安易につけたんじゃないのと、ちょっと斜めにとらえていたんです。
原題のMother&Childで、いいっじゃんと。でも、
こんな今なら、邦題のほうがやはりしっくり来ます。

愛する人、それは母と子だけじゃない、
さまざまなつながりの中で生まれ、育ってきた
つながっている人たちのこと、すべてなんだと。

物語でその中心になるのが、こちらの母と子です。
カレン51歳(アネット・ベニング)。

母親の介護をしながら、理学療法士として働いていますが、14歳で妊娠(!)、
生まれた娘は母親によってすぐに養子に出されてしまいます。

それが50代になっても尾を引いていて、

いまだ会ったことのない娘に想いを寄せながら、母親との間にはわだかまり。そして、母親もカレンより家政婦に心を開いている状態です。

一方、その娘、エリザベス(ナオミ・ワッツ)は37歳。

弁護士として引く手あまたで働いてはいますが、恋人や同僚との関係をうまく結べず、セックスも独善的で自傷的。きっと誰かとの関係が深く進みそうになるたびに、職場を転々としてきたのでしょう。

やがて訪れる、この母子にとっての転機……。
それによって、2人は今まで避け、逃げてきた
「娘を捜す」「母を捜す」という行動に出ます。
不安で怖いけれど、会いたい、会わなければいけない、
と考えるようになるのです。

さらに、もう一人、この母子にかかわってくるのが
子どもがどうしてもほしいけれど、不妊症に悩む
ルーシー(ケリー・ワシントン)。
養子斡旋をしている教会で、妊娠中のある女学生に里親候補として
気に入られようと、もう必死。

この3人が、ロドリゴ作品らしく、三つどもえにつながり合っていき、
ラストに収束していきます。
これは、本当に見事としか言いようがありません。

attention!こっからはネタバレ>

それぞれの転機。

カレンは、確執のあった母が逝き、

家政婦の口から生前の母の思いを知ることになります。
また、エリザベスは上司(サミュエル・L・ジャクソン)との関係の結果、予期せぬ妊娠をします。
なんとルーシーも、養子縁組のために離婚までしたのに、
出産した女学生が心変わりしてしまいます。

それでも、運命はそんな3人をつなげてくれます。
ラストでは、

確かにエリザベスはここに生き、

ここにいたのだと教えてくれる確実な存在を、カレンが知ることになります。

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私たちの前には、まだまだ、つらい現実が待っています。
その現実の先には、まだまだ、さらなる現実の続きが
待っているかもしれません。

それでも、

この日生まれた命がある。この日助かった命がある。
今このときも、生まれようとしている命がある。
今このときにも、救いの手をつかんだ人がいる。

そのことを心に留めていられたらと、思ってやみません。

 

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