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2011年3月21日 (月)

明日、見に行く映画『英国王のスピーチ』

『英国王のスピーチ』

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TOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開中

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まず、このたびの東北関東大震災で、
被災された皆様、またその方たちとつながりのある皆様に
心よりお見舞い申し上げます。

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アカデミー賞受賞、納得の珠玉の映画


もはや、たくさん語り尽くされてきているかもしれませんが、
少しだけネタバレも散りばめつつ、
今週のレディースデー等の参考にしていただければと思います。

アカデミー賞直後の記事にも書いていますが、

これほど1国の国王の存在が近くなった映画はないかもしれません。

いや、これは大英帝国の国王の物語というよりも、
むしろ吃音というコンプレックスに悩む内気な1人の男と
本業ではパッとしないけれども、意義のある仕事を
続けてきた男の、友情の物語でもあるんだと思います。

そもそも、なぜジョージ6世(コリン・ファース)は吃音になってしまったのでしょう。


妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター!:ベラトリックス・レストレンジ)と話すときや、
子どもたちにお話を聞かせてあげるとき、
あと怒っているときは、まったく吃音になっていません。


本来、国王になるはずだった兄のエドワード8世は、社交的でスピーチ上手ですが、
きっと将来を見越してそれなりに育てられたんであろうと推察します。
しかし、スキャンダルともいうべき自身の愛を貫くため
王の座を捨ててしまうんですけど。

父である前国王、ジョージ5世(マイケル・ガンボン:ダンブルドア校長!)の育て方は、
生来、内気だったジョージ6世には厳しすぎたのでしょうか。
厳しいというか、王室ですから
仕方のないことなのかもしれないのですが、
ちょっと、ひどすぎるような気も。
そして、どんどんと拍車がかかってしまうんですね。

この、幼少期の背景を語るシーンは涙を誘います。


幼少期のつらい体験を初めて話せる相手に出会う


そんな子ども時代の背景を、おそらく生まれて初めて
話した相手がライオネルだったのでしょう。
ライオネルはオーストラリア人です。
当時の英国において、ちょっと肩身の狭い思いをしていたはず。

しかも、ライオネルは元兵士で、本業は言語聴覚士ではありません。
医師でもありません。


それでも、彼なりの背景があって、
ジョージ6世のかたくなで、閉じてしまった心を
解かしほぐすような、力を抜かすようなやり方で
治療に当たっていきます(ん?治療なのかな、これは)。

親しみと愛を込めて、国王を愛称で「バーティ」と呼ぶところなんか
すごくすてき。

予告編にありますが、クライマックスで
「すべてを忘れて、ただ私にだけ話して」と言うライオネル。
信頼関係ですよ、友ですよ、愛ですよ。
この映画が愛される理由がそこにあるなと思うわけです。


余談ですが、実はうちの父も吃音でして
やはり背景には戦争があります。
太平洋戦争直後で、父親が負傷して不在。
母はその看病や畑仕事などにかかりきりだったので、
私の曾祖母に当たる、おばあさんに育てられたんですね。
そのおばあさんはご近所でもちょっと有名な
それはそれはおっかない、勝ち気な方だったそうです……。


最後に
先々週末は世界の映画興行が通常の60%に落ち込んだそうです。
日本の映画マーケットはそれほどの力を持っているんですね。
少しでも、これからに貢献できますようにと願います。

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英国王のスピーチ@ぴあ映画生活
・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy

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