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2011年3月29日 (火)

『春との旅』の贈り物

Harutabi

春との旅


11日からずっと考えていました。

さて、次のDVDは何にしよう……。

そう思っていた矢先に、東北地方の多くの町を、人を、
地震と津波がさらっていってしまいました。

被災された方々、そしてその方たちとつながりのある方々、
家族とふるさとを失ったすべての方々に
心よりお見舞いを申し上げます。


この『春との旅』の試写のお知らせをいただいたとき、
「ああ、これは見なくてはいけない」という運命的な直感のようなものを心の奥に感じていました。

それはなぜかは分かりません。

見なくてはいけない、という気にさせられたのは何だったか。

仲代達矢の渾身の演技を見たかったのか。
それとも若手実力派の徳永えりの出演作だからか。
じいちゃんと孫娘という組み合わせに自分を重ね合わせたからか、
それは分かりませんが、
拝見してみて、「ああ、やはり見てよかった」と心から思えました。


しかし今、こんな今ですが、

こんな今だからこそ、

これは見ておくべき、と言いたいと思います。

北海道から気仙沼の魚市場、鳴子温泉へと南下して、仙台市街へ、
そしてまた北海道へと帰る、この『春との旅』には
文字通りに失われたものがたくさん詰まっていると思うからです。


この旅は
足の不自由なじいちゃんが、長年疎遠にしていた兄弟の家を訪ね回り、
ついのすみかを探す旅です。
孫の春は、そんな行動に出たのは自分が原因と思い、
じいちゃんが心配で後を追いかけていく。

じいちゃんは長らくイワシをとってきた漁師ですが、
意固地で武骨で、わがままな甘えがあって、どこの家族にもいるのかもしれない、
やっかい者みたいな感じなんですね。

19歳の春はというと、母を亡くし、地元の小学校で働いていたのですが、
廃校となってしまい失業。
そこで東京に働きに出たいと思うわけです。

じいちゃんもまた、そのほうがいいと、前途のある春をこのまま自分の手元に置いておくわけにはいかないと思っているから、
カクゴを持って兄弟たちに会いに行くわけですが。


仲代達矢と徳永えり、そして大滝秀治、淡島千景、柄本明といった兄弟とのやりとり、
また春の父親である香川照之とのやりとりは、
何というか、ケミストリー、まるで「化学反応」なんですね。
それぞれの化学反応が、
役者さんたちの魂のこもった熱演の化学反応が、見事でした。

その化学反応の末に生まれた
この映画のテーマである、生きるための原動力となる愛情というもののパワーと
だからこそ人は人を求め、寄り添って生きていくということ。

そのことを記すとともに、

気仙沼など被災地の1日も早い復興を願って、この映画をお勧めしたいと思います。

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