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2011年4月 3日 (日)

メード・イン・ジャパン『トイレット』よ、永遠に。

『トイレット』


かなり面白く、見ました。泣いて、笑った。

「ばーちゃん」という日本語が、カナダのとある田舎町で、
あんなにもやさしく、あったかく響くなんて。


『かもめ食堂』『めがね』『マザーウォーター』など、
独特の空気感とセンスを持つ荻上直子監督の作品で、
ばーちゃんは、荻上作品には欠かせないミューズのもたいまさこさん。
「やっぱり猫が好き」からのファンです。

また、もたいさん以外はすべて外国人のキャストというのも面白いです。
ほっとんど台詞らしい台詞はないのですが、
例えば『ソーシャル・ネットワーク』とかはしゃべってばかりなので、
こういう静かなのも、いいよなあと思います。
ぽかぽかとした日だまりにいるとき、ゆっくり時が流れていくような
春らしいテンポとでもいいますか。


物語はママが旅立つところから始まります。
ママが遺していったものは、
小さなおうちと、「センセー」という名の猫、
3人の子どもたち。

長年、引きこもり状態の長兄モーリーは
訳あってパニック障害になってしまい、外に出ることが難しい。

末っ子のリサは大学生。詩を選考しているのかな。モーリーと一緒に住んでいます。
言いたいことは割とはっきり言うほうなのですが、心にイライラを抱えている感じがします。

次男のレイは日本のアニメやプラモデルが大好き。欧米では最近、こうした方、多いみたいですね。
1人暮らしをしていたのですが、モーリーとリサが住む家に戻ってきます。
日常を何事もなく、ただ淡々と過ごすことが人生、みたいな人。


そして、ばーちゃん。
ママが生前日本から呼び寄せたということで、ずっと娘の看病していたらしいのですが、
その死後は部屋にこもってひと言も話さないのです。
というより、どうやら英語は分からないみたい・・・。


ばーちゃんに絡んでくる、3人兄妹のキャラのバランスが、とてもいい感じです。

モーリーは、ママの形見のミシンをばーちゃんに直してもらい、
自己に目覚めていきます。

リサは、ばーちゃんとDVDを見ながら、
自分を表現できるのはエアギター (´艸`) しかないと確信します。


だけど、レイは、あまりこのばーちゃんのことを知らないからか、
ばーちゃんの行動がいちいち気になってしまいます。

朝、必ずトイレを占領してしまうばーちゃんは、
トイレから出ると「はぁ〜っ」と深いため息をつくのです。

「何でだろう?! うちのトイレに何か問題が?」
と理系なレイは思います。

それに、本当に自分たちのばーちゃんなのかも怪しんで、
DNA鑑定をしようとする始末。


それでも、言葉の通じないばーちゃん。
ただ、センセーといすに座っているだけでも、
どこか仙人のように、兄妹のこころの機微を感じとっていたんだと思います。
何もしゃべらなくても、“言葉”は持ってるのが、ばーちゃんなのです。

私は思いました。
笑いながらも、すっと涙がこぼれるこの感じ、決して嫌いじゃありません。
カタルシスがだなあと、この映画が大好きになりました。

それと、実際はどうだか確認はしていないのですが、
飼い猫を病院に連れていける、カナダの病院の懐の大きさもすてき。
「においをかぎたい」という気持ち、とても分かります。


最後にーーーーーーーーー
日本のトイレは、マドンナが買って持ち帰ったほどの、
世界に誇るアメニティーを持ったトイレです。

今は節電モードにしてはいますが、
これからはおそらくコンセントを抜くことになるでしょう。
画期的なトイレも、今はがまん。

そもそも、こうしたトイレに始まり
至れり尽くせりのアメニティーにすっかり慣れてしまった私たちは
もう一度、そのライフスタイルを見直す時期に来ているのかもしれません。

被災地の皆さんのトイレ事情をかんがみると、
胃袋がきゅっとしまりそうです。

日本のトイレットよ、永遠に。
一日も早い復興をお祈りしています。


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