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2011年4月29日 (金)

大丈夫、家族だから『キッズ・オールライト』

Kidsallright


キッズ・オールライト
渋谷シネクイント、TOHOシネマズシャンテ、シネ・リーブル池袋ほか
全国ロードショー中

★★★★★

本年度のアカデミー賞ノミネートはもちろんですが、
ドラマ部門、ミュージカル/コメディ部門に分かれているゴールデングローブ賞では、
アネット・ベニングがミュージカル/コメディ部門の主演女優賞を、
さらには同部門の作品賞を見事、受賞しています。

納得。

この映画、好き。

キャストも、会話も、雰囲気も、全部好き。
陽光のカリフォルニアの舞台もいい。音楽もいい。
特に、ジュリアン・ムーアのカジュアルなファッションもいい。

笑って、泣けるのもいい。

子どもが巣立つころ、家族の危機はどこにでもある


日本人はちょっと馴染みの少ない、
ゲイの結婚が認められているカリフォルニアの、一風変わった家族のお話です。

ニック(アネット・ベニング)とジュールス(ジュリアン・ムーア)は、
レズビアンのカップル。精子バンクからそれぞれ精子の提供を受けて、
女の子と男の子を産んでいます。
ニックは産婦人科医のようですね。家計を支えており、子どもたちにも
ちょっと厳しめ、父親のような存在なのでしょう。

ジュールスは、今は主婦。仕事を転々と。
子どもたちはもうティーンエージャーですから、
やりがいのある仕事、したいでしょうね〜。目下、探しているところなのです。


2人の子どものうち、姉のジョニ(ミア・ワシコウスカ『アリス・イン・ワンダーランド』)
18歳。ママはニック。
大学進学を控え、この夏が家族と過ごす最後の夏になります。

弟レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン『ダレン・シャン』)は、15歳。
こちらのママはジュールス。
ちょい悪な友達とつるむのが楽しい時期です。

このレイザーが、遺伝上の父親がどんな人物か気になりだし、
ジョニに「会ってみようよ」と持ちかけるところから物語は始まります。


その遺伝子パパは、オーガニックレストランを経営するポール(マーク・ラファロ)。
自由気ままに独身生活を過ごしています。畑仕事とかもしてて、
女子にもてそうな感じ(?)

この彼が、家族のメンバー1人1人とかかわることによって、
いろいろ、ごちゃごちゃしてくるわけですが。

ポールは、いわば
18年間、もしくはそれ以上の間に築いてきた、このファミリーの前に
突然現れたよそ者(!?)ですから、
新鮮に受け止める者もいれば、嫌悪感を持つ者も……。

でも、まあ、子どもたちはそれぞれに、それぞれなりの受け止め方をします。
本当オールライトに育っているんじゃないかと思います。
「ママたちにハグして」に、
「2人でしてろよ」って返すところなんかいいですね。


一方、子育ての時期を終えて、これから第2の夫婦の形を築こうとする
ニックとジュールス。
この映画で描かれていることの1つは、
そのころの夫婦がぶち当たる壁みたいなものかもしれません。


ラストはつい、自分と重なって、涙。
同じように18歳で親元を離れたことを思い出しました。

あの家族はあれでいいんですよね。
18年間、そういう風にして過ごしてきたんだろうと思うのです。


アネット・ベニングは『愛する人』でも、すばらしい演技を魅せていましたが
この映画でもよかった。
ジュリアン・ムーアもとてもキュートでした。

2人の子どもたちもいい。

もちろん、スパイスとなるマーク・ラファロも。

本当、オールライトな映画が、できあがりました。
同じように、レズビアンカップルであり、精子提供を受けて子どもを出産している
監督・脚本のリサ・チョロデンコにも拍手です。


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