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2011年5月10日 (火)

明日、観に行く映画2『ブラック・スワン』

Blackswan

ブラック・スワン


★★★★★


優等生からの脱皮。黒鳥も演じきるナタリー・ポートマン


引き込まれ度、衝撃度、非現実度は『告白』か『母なる証明』に匹敵、
いやいや、それ以上でした。

引き込まれるというよりも、いや応なしに
ナタリー演じるニナの妄想の世界に取り込まれるんです。

どこまでが現実なのか、区別がつきません。

『エンジェル・ウォーズ』は、いわば端から見てるような感じの妄想ですけれど、
こちらは、一緒に疑似体験してるかのような感覚。

鑑賞後は、異世界に行って、帰ってきたみたいな気分でした。

戻って来られてよかった。本当、そう思いました。

リキんで観ていた分、その後の解放感もどっと来ましたが、

あれも一種のカタルシスなのかもしれません。

ナタリーの体当たり入魂演技と
映像と音楽によるたたみ掛け


attention!若干、ネタバレ>

ニナは、元バレリーナであるママからの寵愛と熱烈なサポートを受け、
一心にバレエだけに取り組んでいます。
20代後半だと思いますが、あの状態はやはり奇妙。
この母からの圧力が、また、心病む1つの原因ですね。


そして、役へのプレッシャー。
あこがれていたものを実際に手に入れてしまうと、
果たして、自分には分相応なのかと思ってしまうのは、
だれにでもあることです。

ここで、私はできるのよ、すごいのよ、と自信たっぷりに思えればいいのですが。

今の日本の多くの子どもたちと同じように(!?)
自己肯定感をいまひとつ持てずにいるニナ。(これも親子関係が影響か)。


しかも、自分と正反対の、官能的で、挑戦的な黒鳥を演じなければいけない。
今まで優等生だったのに、思うとおりに演じられないジレンマが生まれます。


目の前には、まさに黒鳥そのもののリリー(ミラ・クニス)がいる。

すごく、すごく気になる存在。嫉妬します。憧れます。
それが度を超えてしまって……。


ニューヨーク・シティ・バレエ団で主役を張るってことが
どれほどのプレッシャーなのか、私なんかには想像もつきません。

しかもチャイコフスキーの名演目「白鳥の湖」ですから。


バレエって、本当に白鳥みたいだなと思うんですよね。

華麗な舞台で、可憐で優雅に踊っているように見えても、
実は水面下では、その動きを止めたら命にかかわる、みたいな。

光と影、それは結局、表裏一体ということ。

レッスンはきつい、ライバルとのせめぎ合いもある。
食事も制限しなければいけない。自由に遊べない。

表現者でありながら、とても抑圧された表現者なのではないかと思います。

この映画もそんな感じです。

その抑圧が、一気にクライマックスへと解放されていくのです。


ナタリー・ポートマンの、あの小さな体から、魂が絞り出されたかのような演技。
感服しました。

どうぞ元気なお子を産んでください。


また、『レスラー』『レクイエム・フォー・ドリーム』の
ダーレン・アロノフスキー監督の演出ぶり!
『ファウンテン 永遠に続く愛』(ヒュー・ジャックマン主演)のときは、
興味深い題材なのに、おいおい(゚ー゚; ちょっとちょっと、
という感じだったので、前作、今作と改めてすごい監督だなと思わされました。

ミラ・クニスもこれから引っ張りだこのようですね。
あと、『17歳のカルテ』『リアリティ・バイツ』世代の自分としては
ウィノナ・ライダーの堕ちぶりも存在感あり。


もう一度観るかどうか、あの感覚に立ち戻るのが少し怖いので、思案中です。

子ども(♂)の同級生や友達のおうちには
バレエに通っている女子たち、たくさんいますけれど、
『ブラック・スワン』はR15指定です。
できれば、個人的にはもうちょっと大きくなってからの方が
いいかな、という気もしていますが。


ブラック・スワン@ぴあ映画生活
・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy


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コメント

こんばんは。

行って戻ってこられた…
まさに、そういう映画でした。
でもこれはこの監督の特徴。
それを最も強く感じたのは
『レクエム・フォー・ドリーム』でした。

おはようございます☆
ツイッターフォローしました。コメントありがとでした

ブラックスワンも記事書いてるので、レビュー書かれたら感想お待ちしてますね。

こんばんは。

ほんとうに「戻ってこれてよかった」という、
向こうの世界に引きずり込まれる映画体験でした。
そういう意味でも同じ監督の『レクイエム・フォー・ドリーム』と対に…。
でも、こちらは
おっしゃるとおり、
クライマックスに向けて解放されていくところが嬉しいです。

ナタリーの演技に圧倒された作品でした。
確実に彼女の代表作になるでしょうし、この作品で彼女は
また一皮向けたように思います。

ウィノナ・ライダーは最近あんな感じの役が多いですね^^;

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