twitter

uereiのおすすめ

フォト

インターネット募金

« 術中覚醒『アウェイク』にはインフォームドコンセントもなし!? | トップページ | 見事に上がった!『おにいちゃんのハナビ』 »

2011年5月24日 (火)

もう一度「死を処方する男」を見て、思う

「死を処方する男 ジャック・ケヴォーキアンの真実」

WOWOWにて昨秋放映の、HBO製作海外ドラマ(実話)
主演のジャックはアル・パチーノ、
監督は『レインマン』のバリー・レヴィンソン

さすが、向こうのドラマは豪華です。

HBOといえば、映画並の大作「パシフィック」や、何と言っても「SATC」が有名ですけども。

こちらは昨秋にWOWOWにて放映されていたものですが、

わが家のハードディスクがいっぱいになっていたので、
整理しようとしたら、思わず目にとまり、
ついつい、また見てしまいました。

まあ今日は朝から、何か流れがあったんですよね。

ハビエル・バルデム主演『BIUTIFUL ビューティフル』
余命2カ月の父親のお話。
『バベル』『21グラム』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作品。

記事を見つけて、
公開は6/25かあ、と考え・・・。

ハビエルがおかっぱ頭の『ノーカントリー』でアカデミー賞を受賞する前、
ぜんっぜん別人の老けメイクで半身不髄の男を演じた
『海を飛ぶ夢』を思い出し、
(実物の彼がハンサムでびっくりし、
『ノーカントリー』で「同じ人!?」とさらにびっくりしたのを思い出し)・・・。

『海を飛ぶ夢』について思いを馳せました。
2004年のアカデミー外国語映画賞受賞作。

25歳のとき、海で事故に遭い、首から下が不随となってしまった
男の物語。ラモン・サンペドロの手記「LETTERS FROM HELL」にした実話です。
彼はある時から死を決意していたのですが、
自分ひとりでは自殺することができないため、
尊厳死を要請する裁判を考えるようになります……。

主人公の意識が、
自宅の窓を飛び出し、山々を越えて、海へと飛んでいく映像が好きです。

そんな中、たまたま見つけたジャック・ケヴォーキアンの話。

1980年代のミシガン、がんや、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの

不治の病を抱えた末期の患者が、

自ら死を望んで、ジャック・ケヴォーキアンのもとを訪れました。

そう、彼は“死を処方する医師”。

彼の行為はいわゆる自殺幇助(ほうじょ)とされ、
マスコミにも大きく取り上げられ、
“死の医師(ドクター・デス)”などと呼ばれるようになります。

しかし、やがては逮捕され、裁判にかけられるのですが……。

これは本当に難しい問題。
賛否両論ある、微妙な問題ではあります。

「神への冒涜」か、
それとも「安らかな終焉」のための奉仕か。

アメリカの世論も賛成派と反対派に二分されました。

わたしは、ある別れを思い出していました。

装置が示す数字は、かろうじて生きていることを
教えてくれるけれども、
話しかけても、足をさすっても反応がない。
笑い話を言ったのに、
いつものツッコミが返ってこない。

わたしが来たことは、わかったようだったけれど。

本当に「死」によって今まで苦しんでいた精神が解放され、
今までの「生」に尊厳が持たらされるのか。
人は「死」とどう相対すればいいのか。

「死」を考えることは、今までの「人生」を考えること。振り返ること。

死生観というものを考えさせられますが、

それは宗教や既成概念だけではなく、だれかに押しつけられるものでもない、

自らの体験や価値観などに根ざした人生観そのもの

といってもいいのかもしれません。

アルフォンス・デーケンさんの本を読みたくなりました。

にほんブログ村 映画ブログへ

にほんブログ村 健康ブログ ホリスティック医療へ

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy

« 術中覚醒『アウェイク』にはインフォームドコンセントもなし!? | トップページ | 見事に上がった!『おにいちゃんのハナビ』 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: もう一度「死を処方する男」を見て、思う:

« 術中覚醒『アウェイク』にはインフォームドコンセントもなし!? | トップページ | 見事に上がった!『おにいちゃんのハナビ』 »

2019年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

映画リンク

  • 映画.com

ファミリー・ツリー

エンディングノート

無料ブログはココログ