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2011年6月 5日 (日)

見事に上がった!『おにいちゃんのハナビ』

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★★★★


『軽蔑』で話題の高良健吾が魅せる
フツーで、物静かに熱い演技


去年公開の邦画の中で、

『告白』『悪人』の2大2文字話題作を抜かせば、
自分の中では『オカンの嫁入り』と並んで、上位に入る作品です。


もともと高良健吾、好き。ただいま『軽蔑』が公開中で、
どうもこちらは賛否両論のようですが。

この作品では、ごくごくフツーの“おにいちゃん”を演じています。


先日、映画や本の話をよくする美容師さんとも盛り上がったのですが、
高良健吾の振り幅の広さ、作品の選定は、すごいカッコいいと思うんです。


『軽蔑』や、パンクロッカーを演じた『フィッシュストーリー』や、
何より『蛇にピアス』といった、ちょっとぶっ飛んでる役もできるのに、

ソラニン』や『南極料理人』、そしてこの映画みたいな
ごくごくフツーの役もできるのですから。
何気に岡田将生&蒼井優のちょっと残念な映画『雷桜』にもちらっと出ていましたね。


でも、まあ、この映画ではフツーといっても、
白血病の妹(谷村美月:『ボックス! 』でも共演)が入院中に
引きこもりになってしまうという役なのですが……。


“お涙ちょうだい”映画やドラマとは
ちょっと違う部分がとても好き


最近、また白血病がドラマでも取り上げられていますが、

兄がひきこもりを脱し、白血病の妹のために花火を打ち上げようとする、
感動の実話

なんていうと、

つくり手や製作の意向によっては、
妹が亡くなって、「よし。おれ、おまえのために花火を打ち上げるよ」と
いわゆる“お涙ちょうだい”になってしまいがちなんですけど、
これはひと味違うんです。


新潟県小千谷市片貝町で400年も続く、
町民で手づくりしている花火大会が舞台ということで

片貝町ならではの伝統とか、地域のつながりとか、

自分が10代のころに、イヤでイヤで苦手にしていて、放り出してきたものが、
まだこの映画の中にはあって、息づいていて

ちょっぴり、いいなあと思うのです。


そして何より、兄弟愛です!

兄をなんとか部屋の外の世界(団らんや片貝町内)に連れ出そうと一生懸命な妹を
谷村美月ちゃんが好演していますし

やっぱり高良健吾!


最初は妹に言われるがままだったとしても、
2人で会話する、何気ないシーンとか、
不器用な深い愛情を感じます。


おにいちゃんは、妹のためだけではなく
妹がそう望んだように自分のためにも花火を上げてるわけですし


自分の持って行きようのない気持ちを
ハナビにぶつけるところが静かに、熱いです。


そして、悲しみや後悔は花火のごとく昇華する。
遺された自分は、自分自身のこれからを思うようになる。


花火には、やっぱりカタルシスがあると思うんですよね〜。

小千谷市は中越地震の被災地でもありますし。

今こそ、もう一度、観たい映画です。



おにいちゃんのハナビ@ぴあ映画生活
・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy

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