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2011年6月25日 (土)

『SUPER8/スーパーエイト』にあるカタルシス

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★★★★

言いたいことはただ1つ
エンドロールで席を立たないで

J.Jとかスピルバーグとか、
『E.T.』とか『グーニーズ』とか全然抜きにして、

あの感動の振れ幅は近年まれにみるものだったと、

思っています。

そんな私は、もしかしたら、かなりの少数派かもしれませんけれども……。

いろいろ言われているようですが、

この物語は、SFの面をかぶった

ある家族の喪失と再生の物語だと、

ラスト近くのあのシーンを観た直後から実感しています。

「列車の積み荷がエイリアンなんだ」「子どもたちがその謎を解くんだ」etc…

すっごいSF大作を期待していくと、ものすごくがっかりすると思うんですね。

「王様のブランチ」のインタビューでJ.Jが言ってましたが、
エイリアンていうのは後付けの設定だったそうで。

だから、つっこみどころが満載なのは、
いたしかたないのかもしれません(いや、でも、それでいいのか!?とも思ったり)

エリア51を強調しすぎたPRのためかもしれませんね。

14歳という多感真っ盛りの中での

突然の母親の事故死。

ジョーはなかなか受け止められません。

もちろん仕事一筋で来た、副保安官である父親も、
そんなジョーとの接し方が分からないし、

ジョーも、父親にはきっと分かってもらえないと思っています。

だからこそ、気心しれた友達と、それぞれが得意なことを発揮できる
ゾンビ映画作りに没頭することによって、

彼はバランスを保っていたんじゃないかと思います。

それに、前から気になっていた女の子もその映画に参加するというシチュエーション。

つまりは、友情と、初恋と、成長の物語でもあるのです。

『奇跡』に続いて、この子どもたち、本当最高。

14歳と、想像していたよりも年齢設定は上だったのですが、

みんな素朴で、ピュアでした。

主人公を演じたジョーは、ジョエル・コートニー。映画初出演だなんてとても思えません。

エル・ファニング演じるアリスも、とてもキュート。

ゾンビ映画では、少年たちの心ならずとも、

アラフォー・ママの心も見事につかんでいきました。

結局観てない『SOMEWHERE』は観ねば!

監督・脚本担当のチャールズの家も、きょうだいが多くて、にぎやかで、
ああいう家庭はあるし(彼も映画初出演だそう)。

火薬好きのケアリーも、ちょっと危険すぎて、気になってしまう。
ゾンビ役はかなりはまっていて、笑いのアクセントになっていましたが。

すぐに吐いちゃうマーティンとか、肝心な時にいないブレストンとか、
それぞれキャラが立っていて、本当、見事なケミストリーでした。

また、ジョーのパパ役のカイル・チャンドラーといえば
「グレイズ・アナトミー」の珠玉のエピソード、
シーズン2の16、17話「死の予感part1・part2」で
爆弾処理班のディランとしてのゲスト出演が印象的でした。
クリスティーナ・リッチも出ていたエピ。

その後、シーズン3の16、17話でメルがあっち側へ行かずにさまよってるときも、
デニーとけんかしながら出てきました。

メルにとっては「死」の象徴みたいな人物だったのですが、

それが、こちらの映画では、

最後の最後になって、わが子ジョーをしっかと抱きしめ

ひとこと言う。

この台詞と、

宇宙船が飛び立つ直前のあのシーンで、感動メーターが急上昇。

カタルシスがありました。

「これでラストか」と油断していたので、振り幅が余計大きくなりました。

でも、まあ、

つまらなくても、途中で劇場を出たりしないで、
エンドロールまで、しっかり観てほしいと思うんです。

「よくやった!」って、声かけたくなりましたもの。

ちなみに、アリスのパパ役ロン・エルダードは
「ER緊急救命室シーズンⅡ」でキャロルの恋人だった救命士ですね。

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy
SUPER8/スーパーエイト@ぴあ映画生活

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