twitter

uereiのおすすめ

フォト

インターネット募金

« 家族よ、もっと死生観を語れ『エンディング ノート』 | トップページ | 『ツレがうつになりまして。』をツレと観られるか。 »

2011年10月 8日 (土)

『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』新世界のはじまり

Photo

猿の惑星:創世記(ジェネシス)


★★★★


本物の類人猿は1匹もいないのに、
感情移入できてしまうすごさ


言わずと知れた往年のSFシリーズ『猿の惑星』の、いわばエピソード・ゼロ。


2001年のティム・バートン版もあわせると、全6本のブルーレイがあってびっくりです。

何を隠そう、チャールトン・ヘストン主演の最初の『猿の惑星』と
ティム・バートン監督の『PLANET OF THE APES/猿の惑星』しか観ていないのですが。
(いずれ観ます。)


もともと、そのエピソード・ゼロは、アルツハイマー病の治療薬開発がきっかけとなった
ということに「それって、あり得そうかも」と興味と危機感を持って観たのですが、

それがまさかの、感情移入です。

主人公のチンパンジー、シーザーに。


ラストが近づくにつれ、何だか彼の気持ちがわかるような気がして、ウルルッときました。

特にマルフォイ:トムにいじめられて、人間を見限って、
育ての親であるウィル(ジェームズ・フランコ)に対してとる態度といったら。


ウィルにしてみれば、自分が育てて、いろいろと教えてきたのに、
あんな態度を取られてしまったら(思春期の子どもが浮かんだ…)
やっぱりちょっと切なくなってしまいますよね。
そもそもシーザーをあんなとこに入れたのは誰だっていう話もありますが。

そこまで失望するに至ったシーザーの心情も想像してしまいます。

決行の夜、ウィルの部屋で、
彼らをそっと見ている姿にも胸が打たれますし。。。

私の大好きなジェームズ・フランコはあくまで添え物。
主役は、あの緑のぽちぽちをつけて熱演していたアンディ・サーキスですね。


そういえば
エモーショナルな部分を前面に押し出したチラシが、一時期
Twitterでも話題になっていました。


感動、する方は多いと思います。

それくらい、表情がリアルなんですよね。さすがパフォーマンス・キャプチャーの名優!


だけど、この映画の本質はもっと切なくて、愚かで、そもそも「人類への警鐘」なんですから、
そこ押しは何だかな〜、という思いはやはりします。


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

なお、字幕監修をされた京都大学霊長類研究所所長の松沢哲郎教授の

「チンパンジーは、猿ではない。ヒト科の生き物です」というお言葉に
チンパンジーに対する敬意を感じましたので

タイトルこそ猿ですが、本文中では、類人猿やチンパンジーと記したいと思います。

人間と、チンパンジーと、ゴリラと、オランウータンは
遺伝情報にわずかな違いしかない、同じヒト科の仲間なのですから。

また、原題「RISE OF THE PLANET OF THE APES」の APES は類人猿のことで
ニホンザルのようなMONKEYとも区別されるそうです。

いただいたプレスに挟まれていた松沢教授の推薦文、こちらにこそ
とても感銘を受けました。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


実は、チンパンジーを使った
医療感染実験へのアンチメッセージでもある


ウィルは、アメリカの超大手製薬会社の科学者。
遺伝子治療によってアルツハイマー病を治したいと、一心に思ってるんです。

アルツハイマーなのは、父親チャールズ(ジョン・リスゴー、ちょっと惚けた、独特の表情をさすがにうまく出していました)。

しかし、この映画での一番の罪は、父親で治験したウィルでもあるんですよね。
それと製薬会社のCEO。

治したい! その気持ちはわかりますが。

でも、あの一歩は絶対に踏み込んではいけないものだと思いますし、

この映画の設定自体が、実際にあってはならないことだとも思っています。


先の松沢教授によれば、人間とチンパンジーは
遺伝子レベルでは約98.8%も同じだけれども、

免疫系や抗体のでき方などには違いがあるようなのです。


例えば、HIVには感染してもエイズを発症しなかったり、C型肝炎ウイルスに感染しても
肝機能は悪化しなかったり。

そのへん、ちょっとこの映画の肝にも近づいてしまうのですが、

似ているからって、人間の病気を治すためにそんなことしていいのか、という

倫理的問題への答えが、ここにはあると思いました。

そういえば、チャールトン・ヘストンも晩年はアルツハイマー病でしたね。
もしや、オマージュ?

マイケル・ムーアの『ボーリング・フォー・コロンバイン』で
全米ライフル協会会長として出て、怒ってインタビューを途中で終えてしまったのが
遺作となりました。。。


↓効果は幻想に過ぎない?

↓これはまっとう?


猿の惑星/創世記〈ジェネシス〉@ぴあ映画生活

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy
・試写会や来日記者会見の感想もちらほら。
Facebookページにも「いいね!」をお願いしますm(_ _)m。
Healing & Holistic Movie Life


にほんブログ村 映画ブログへ


ホリスティック
にほんブログ村 健康ブログ ホリスティック医療へ

« 家族よ、もっと死生観を語れ『エンディング ノート』 | トップページ | 『ツレがうつになりまして。』をツレと観られるか。 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/572804/52992524

この記事へのトラックバック一覧です: 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』新世界のはじまり:

» 猿の惑星:創世記(ジェネシス) [佐藤秀の徒然幻視録]
始めに“No”ありき 公式サイト。原題:RISE OF THE PLANET OF THE APES。ルパート・ワイアット監督、ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピントー、アンディ・サーキス、ジョン・リスゴー、ト ... [続きを読む]

» 猿の惑星 創世記(ジェネシス) / RISE OF THE PLANET OF THE APES [我想一個人映画美的女人blog]
ランキングクリックしてね larr;please click 今月いちばん楽しみにしてた作品。期待以上に面白かった〜 人間が猿に支配されるという斬新な発想と前代未聞の世界観、当時はそりゃあびっくりオチのラスト・シーンが有名な1968年の名作『猿の惑星』。 本...... [続きを読む]

» 映画レビュー「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評]
Rise of the Planet of the Apes◆プチレビュー◆ついに明かされた「猿の惑星」の起源。知能を持つ猿シーザーの切なさと人間の愚かさの対比が見事。 【75点】 製薬会社に勤める神経科学者 ... [続きを読む]

» 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 [ラムの大通り]
(原題:Rise of The Planet of the Apes) ----これ観たの昨日だよね。 スゴく興奮して帰ってきてたけど、 でもリメイクでしょ? 何年か前にもティム・バートンが監督したんじゃなかったっけ。 確かリ・イマジネーションとか言って…。 「いやあ。 こう言ってはバートン...... [続きを読む]

» 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」観に行ってきました。往年のSF映画「猿の惑星」の全く新しいシリーズとして位置付けられる、「猿の惑星」誕生のエピソードを扱った作品。... [続きを読む]

» 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」全てはココから! [シネマ親父の“日々是妄言”]
[猿の惑星] ブログ村キーワード  伝説の名作SF映画「猿の惑星」の前日譚とも言うべき、物語。「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(20世紀フォックス映画)。『如何にして人類は、猿に支配されるようになったのか?』という謎の起源を描きます。ま、「エピソード・0」的な映画とも言えますね。  製薬会社の研究所に勤める神経科学者・ウィル(ジェームズ・フランコ)は、アルツハイマー病の新薬を開発中に、実験で投与していたチンパンジーの知能が飛躍的に発達したことに気付く。研究成果を発表しようとした矢先、そ... [続きを読む]

» 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 [みんなシネマいいのに!]
 「猿の惑星」はその話の面白さ、特に最後のオチ、さらには猿のメイクのリアルさで話 [続きを読む]

» 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」感想 [新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~]
 様々なメディアに影響をもたらした、SF映画の金字塔的作品。その前日譚を、ルパート・ワイアット監督、ジェームズ・フランコ主演で映画化。  過去の名作がモチーフなだけに、取っつきにくい内容かと思いきや、意外にもSF初心者にも分かりやすい、いい意味で敷居の低... [続きを読む]

» 猿の惑星:創世記(ジェネシス) [新・映画鑑賞★日記・・・]
【RISE OF THE PLANET OF THE APES】 2011/10/07公開 アメリカ 106分監督:ルパート・ワイアット出演:ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、トム・フェルトン、アンディ・サーキス これは 人類への 警鐘 あの『猿の惑星...... [続きを読む]

» 猿の惑星:創世記(ジェネシス) [映画、言いたい放題!]
ブログネタ:予定が一日ぽっかり空いたとき何する? 参加中 先月はほとんどレビューを書かなかったので 今月こそは! というわけで行って来ました、映画館。 この映画は、最初、また新たな猿の惑星の話かと思い、 それはもう結構と思って、 観る気はなかったのだけれ... [続きを読む]

» 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」観に行ってきました。往年のSF映画「猿の惑星」の全く新しいシリーズとして位置付けられる、「猿の惑星」誕生のエピソードを扱った作品。... [続きを読む]

» 映画「猿の惑星:創世記〈ジェネシス〉」新しいシリーズの始まりの予感 [soramove]
「猿の惑星:創世記〈ジェネシス〉」★★★★ ジェームズ・フランコ、リーダ・ピント、 アンディ・サーキス、ジョン・リスゴー主演 ルパート・ワイアット監督 106分、2011年10月7日公開 2011,アメリカ,20世紀フォックス映画 (原作:原題:RISE OF THE PLANET OF THE APES ) 人気ブログランキングへ">>→  ★映画のブログ★どんなブログが人気なのか... [続きを読む]

» 【映画】猿の惑星 創世記 [ハンティントンのブログ]
SF映画の金字塔「猿の惑星」ですが どういうふうにして地球が 猿の(支配する)惑星になったのか その経緯を 丁寧に 描いております この映画w 実際こんな映画とは思いませんでした(笑) 新薬開発のモルモットに... [続きを読む]

» 猿の惑星:創世記(ジェネシス)2011-081 [単館系]
Twitterで多くの方がツイートしているなかでサイトにある 予告は見ないで観に行ったほうがいいという話だったので サイトは開かず録画してある猿の惑星を軽くチェック後劇場へ。 なんでもパート1のあの世...... [続きを読む]

» 『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」□監督 ルパート・ワイアット□脚本 リック・ジャッファ、アマンダ・シルバー □キャスト ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、       トム・フェ...... [続きを読む]

» [映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』を観た] [『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭]
☆これ、オリジナルのように語られているけど、「猿の惑星・征服」のリメイクですな^^  主人公の名前も同じだし。  で、話も今となっては定番だが、最新の技術で見せられると、  序盤の、物語的に起伏のない、知能が芽生えた類人猿・シーザーの、ロッドマン博士宅...... [続きを読む]

» 「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 豊かなるシーザーの表情 [はらやんの映画徒然草]
オリジナルの「猿の惑星」はあまりにも有名なので解説する必要はないでしょうね。 あ [続きを読む]

» ■映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
あの名作「猿の惑星」シリーズのエピソード1的物語『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』。 猿が知性を身に着け、人類が滅亡へのカウントダウンに入るまでの出来事を描いています。 その一連の出来事の根底にあるのは、家族への“愛”。 家族への“愛”=人間の“エゴ”でもあ... [続きを読む]

» 映画:猿の惑星:創世記 [よしなしごと]
 うちの親父はSFは嫌いなんだけど大のチャールトン・ヘストンファン。そんな親父がテレビで見ていた猿の惑星を一緒に見ていました。子供心ながら、ラストの衝撃は忘れられません。そんなわけでティム・バートンの猿の惑星 ― Planet Of The Apesも楽しみにしていたのに、正直イマイチでした。そんなわけで今回はリメイクではなく初代猿の惑星以前の地球を描いた作品と言うから期待大です。予告編もおもしろそうだし。と言うわけで今回の記事は猿の惑星:創世記です。... [続きを読む]

» 映画『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 を観て [kintyres Diary 新館]
11-65.猿の惑星:創世記(ジェネシス)■原題:Rise Of The Planet Of The Apes■製作年・国:2011年、アメリカ■上映時間:106分■字幕:戸田奈津子■鑑賞日:10月14日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木)■料金:1,000円□監督:ルパート・ワイアット□脚本・...... [続きを読む]

» 猿の惑星:創世記(ジェネシス) (Rise of the Planet of the Apes) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 ルパート・ワイアット 主演 ジェームズ・フランコ 2011年 アメリカ映画 106分 SF 採点★★★ 相変わらず次々と作られておりますねぇ、“ビギニング”物。確かに物の始まりってのを考えるのは楽しいもんで、私もボーっと鉛筆眺めながら「コレ、木だったんだ…... [続きを読む]

» 2011年ベスト10 次点 猿の惑星: 創世記 [こんな映画観たよ!-あらすじと感想-]
 雨ですなあ。今日のような雨らしい雨は、広島でも久々です。この雨で、かさかさのお肌もうるおえばよいですね。ちなみに、今日はおしくも2011年度のベスト10入りを逃したこの作品 [続きを読む]

« 家族よ、もっと死生観を語れ『エンディング ノート』 | トップページ | 『ツレがうつになりまして。』をツレと観られるか。 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

映画リンク

  • 映画.com

ファミリー・ツリー

エンディングノート

無料ブログはココログ