twitter

uereiのおすすめ

フォト

インターネット募金

« 2011年10月 | トップページ | 2011年12月 »

2011年11月に作成された記事

2011年11月29日 (火)

『50/50 フィフティ・フィフティ』の確率、悪くはないって思えるか。

Photo


50/50(フィフティ・フィフティ)


★★★★★

「生きている」「想っている」「感じている」
がんであっても、そうじゃなくても、それは同じ


『インセプション』『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが主演。

酒もたばこもやらず、ジョギングもかかさない、

ちょっときまじめな青年アダムは、27歳で、

悪性神経鞘腫 神経線維肉腫という、かなりまれながんにかかってしまいます。

5年生存率は、50%。


この映画、よくある難病モノではありますが、

何とも絶妙にユーモアがちりばめられ、「にもかかわらず」大笑いしてしまって

そうかと思えば、ジンと感動して…。

何とも、後味のいいこと。

こんなに愛と思いやりにあふれた映画は、そうそうないと思います。


がんにかかわらず、
人が病いにかかるということは、人生の一大事件です。


「これから、どうしよう・・・」。


本人はもちろんそうですが、

家族も、友達も、恋人もそう思うことでしょう。


今までの日常が一変して、病いという非日常が入り込んでくるわけですが、

もしかしたら、病人にはなったけども、その人本人は前と何も変わらないかもしれないし、

がん患者となったけれども、女の子は好きだし、

誰かと付き合いたいと思う気持ちには変わりがないかも知れません。


彼ががんになりました、余命はあと○○。

悲しいですね、「はい!ここ、泣くとこ!」みたいな、

難病モノ、闘病モノにありがちな押しつけがましさに

ちょっと閉口している方には、ぜひ、おすすめだと思います。

少なくとも、この映画は違いますので!


続きを読む "『50/50 フィフティ・フィフティ』の確率、悪くはないって思えるか。" »

2011年11月17日 (木)

『ラビット・ホール』悲しみとの付き合い方

Photo


ラビット・ホール


★★★★4.5


<悲しみはいやされる>なんて、まやかし?
どこかに抱えながら、それでも生きていく

ニコール・キッドマンが製作にも名乗りをあげたこの作品、

交通事故で息子を失い、夫との関係もぎくしゃくしていた

ベッカが、わが子の命を奪った当事者の少年との交流を通じて

喪失の悲しみと真摯に向き合っていく物語です。


ニコールは、本年度アカデミー主演女優賞にノミネートされていました。


もともとはピューリッツァー賞受賞の戯曲が原作だそうで、
ブロードウェーの舞台版では、『SATC』のミランダことシンシア・ニクソンが
この役を演じていたとか。

そちらの舞台バージョンも1度、観てみたい気がします。


共演は、夫ハウイー役に『サンキュー・スモーキング』
『ダークナイト』

アーロン・エッカート、
ベッカの母親役に『ハンナとその姉妹』
のダイアン・ウィースト。

この2人も、とても良かった。

すばらしい配役だったと思います。

そして、大好きな海外ドラマ、『グレイズ・アナトミー』に出演中、
(もはや他人とは思えない?クリスティーナ・ヤンこと)サンドラ・オー。

存在感がありました。いい女優さんだ、本当に。

彼女は、ベッカと同じように、子どもを失った両親が悲しみを語り合う

グリーフワークの会に通っているメンバーの役でした。


グリーフワークとは、

大切な人を亡くすなどの喪失を体験した後のグリーフ(深い悲しみ、悲嘆)を

いやす作業のことです。

死生学で有名なアルフォンス・デーケン先生は、「喪の仕事」ともおっしゃっています。

会の名称などは特に出てきませんでしたけれども、

こうした取り組みがあるのは、本当いいことだなと思います。


ただ、その場で何かしら気持ちを昇華できたなら、それでいいんだと思いますが、

ベッカのように、こうした会や、夫婦の対話自体にも、

そして、夫が亡き息子との思い出のビデオをひそかに観ていることにも、

息子と暮らし、目の前で亡くした家に住み続けることにも、


何の意味も見いだせなくなる場合もあるのですね・・・。


それは、とても苦痛で、きついことだと思います。


ベッカ本人にとっても、夫のハウイーにとっても。


続きを読む "『ラビット・ホール』悲しみとの付き合い方" »

2011年11月16日 (水)

ただの感染モノじゃないよ『コンテイジョン』

Photo


コンテイジョン


★★★★

新種ウイルスの感染パニック!
映画の中で起きてることが
なぜか今の日本と重なってみえる


まず初めに、『コンテイジョン』て何!? と素朴なギモン。

なぜ原題そのまま?
まあ最近は、気の利いた邦題をつけるのが難しいからか
原題そのままってパターンは多いかも、と思っていましたが。


「Contagion」とは!?

ウィズダム英和辞典によれば
病気の「接触による感染」だとか「伝染」「伝染病」だそうです。

ウイルス感染ならばviral infectionだけれども、そうではない理由とは?


同じ感染パニックものとして有名な、1995年の『アウトブレイク』は空気感染でしたが
その場合にはinfectionというようで。

「Contagion」という場合は、感染者の体に直接触れたり、
感染者の触れたドアノブやグラスなどに触れたら
感染してしまう、という接触感染を意味しています。


そう、触れるだけで

次々と誰かに感染してしまう

脅威のウイルスが

世界規模、

ほぼ同時進行で広がっていく、というお話なのです。


しかも、「Contagion」には

もう1つ
「あまり好ましくない思想、感情などの蔓延」という意味も

あったんですねぇ。

いうならば、恐怖やパニック感情の蔓延でしょうか。

怖い、怖いですねぇ。


続きを読む "ただの感染モノじゃないよ『コンテイジョン』" »

2011年11月10日 (木)

『フード・インク』食べ物は工場で作られるんじゃない

フード・インク【DVD】



日本に忍びよる!?
巨大企業による食の工業化を予習



本年度アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門ノミネートに続き、
第32回エミー賞ニュース&ドキュメンタリー部門を2部門受賞している
フード・ドキュメンタリーです。

エミー賞はもともと、その年の優れたTVドラマに与えられる賞として有名ですが、
TVやインターネットで放送されたニュースやドキュメンタリーの中で
優れた作品に授与されるというこの部門で、
映画が受賞となるのは、めずらしいことなんだそうです。

アメリカでも、食はひじょうに関心が高いテーマということなのでしょうが、
今、日本が揺れに揺れているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐっても
これはぜひとも知っておきたい内容だと思います。


TPPによって日本に入ってくるかもしれないアメリカの農業とは、

一部の巨大企業による工業システムであり、1つの巨大ビジネスであること。

そして、アメリカの抱える異常な食事情の実態と、その裏にある格差と貧困を、

この作品は淡々と映し出しています。


映画に出てきますが、
スーパーにあるブロッコリー1個よりも、ハンバーガー2個のほうが安い

という現実。
これはいったいどうして、なぜなんでしょう?


プロデューサーは、『ファストフードが世界を食いつくす
おいしいハンバーガーのこわい話』のエリック・シュローサー。

ちなみに、これらの原作を読んでからというもの、

わが家には取り決めができました。


マクドナルドなどのファーストフードは、最低1〜2か月に1回でしたが、
今はほとんど食べません。友だち付き合いで食べるぐらい。

今はもう卒業しましたがハッピーセットも、
以前はねだられて買いに行っていました。
どうしても欲しい物のときだけにしていましたけど。

(これはアメリカのメジャーな映画会社ばかりか日本のテレビ局、大手出版社なども
販促に使ってます。その点も、実はゆゆしき問題だったりしますが…)


体には良くない、ということは承知の上ですが、
【食】の1つの側面である、“楽しく食べる”ということは
わが家のモットーでもあるので、
「食べたい」なら、食べようと。

でも、いつもは食べない、ということになりました。

もちろん、まったく食べないほうがいいに決まっているのですが、
そんなストイックになれないたちですし。

もしかしたら、しばらくすると食べたくなるように、
洗脳に近いインプットが、もはやあるのかもしれません・・・。

まあ、しょうがない。毎日食べるわけではない、という割り切りです。


続きを読む "『フード・インク』食べ物は工場で作られるんじゃない" »

2011年11月 6日 (日)

いま、観ておきたい!『がんぱっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』

Photo_2

がんぱっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜


★★★★


新宿ピカデリーほか、全国公開中

心のざわつきは消えないけれど、
それでも踊り続ける彼女たちのいま、は必見


大好きな映画『フラガール』の舞台となった
福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズ。


観る前からも、
やっぱり観終わっても心はざわざわとしています。


天災と人災、地震、津波、原発事故の三重苦(あえて風評被害は入れません・・・)。

まだ何も片がついていない。


石炭から石油へ、国のエネルギー政策の転換によって
炭鉱の町からハワイアンの町へという苦肉の策を選び、

町を上げて1つになってきたのに

またもや、国のエネルギー政策のまずさに翻弄されてしまった人たち。


震災後、
『フラガール』の出演者一同が義援金を送ったというニュースもありましたし、

週刊SPA!の男性記者が被災した際、
ハワイアンズのスタッフが無事に通れるかも分からない国道を自ら運転して
12時間かけて東京まで宿泊者を送った、
というWEBニュースを、直後に読んだこともありました。


そんな中、フラガールやハワイアンズの再オープンを題材にした
ドキュメンタリーが製作されるという話。
ナレーターは蒼井優が、ギャラを寄付してまでOKしたという・・・。


復興?


早すぎやしないか。それよりは、

その場から避難したほうがいいんじゃないか。


何か心がざわざわ、ざわざわ。手放しで応援できない、引っかかるものがあり・・・。


でも、意を決して観に行ってきましたが


納得はできないけれど、

知ってるようでいて知らなかった、

フクシマのいまがたくさんあるドキュメンタリーとなっていました。

続きを読む "いま、観ておきたい!『がんぱっぺ フラガール!〜フクシマに生きる。彼女たちのいま〜』" »

2011年11月 3日 (木)

『リミットレス』限界を超える副作用!?

Photo

リミットレス


★★★★(4.8)


脳の機能を100%活性化させる謎の新薬!
末に待つのは堕落か、成功か。


ベストセラー「ブレイン・ドラッグ」を映画化。

とても好きなジャンルです。

サスペンス・アクションというのか、SFちっくなスパイスもあり。


スランプに見舞われている、半分アル中の作家エディが、ある日、

脳の機能を100%活性化させるという錠剤「NZT48」を手にします。


恋人にも去られ、作品もまったく進まないため

半信半疑で試しに服用してみると、あらあら、不思議。


一夜で長編小説を書き上げてしまい、

投資や株取引でひともうけして、ビジネスの世界に進出。

何カ国語も自由に操り、去っていった恋人ばかりか、

パーティーでもモテモテの人物に。

序盤、まるで浮浪者のような作家時代と、
薬を飲み始めてからの高級スーツを着こなす、ビジネス界のエグゼクティブという
落差のある主人公を

ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』の
ブラッドリー・クーパーが演じているのですが、

これがすごくハマっています。
『ハングオーバー』のようなコメディから、『バレンタインデー』のようなラブコメまで
演じ分けられる彼本人みたいです!?


しかし、そんな過激なお薬ですから、やはり過激な副作用も待っていて・・・。

猿の惑星創世記』や

『レナードの朝』 、小説「アルジャーノンに花束を」でも

必ず、反動というのは来ていましたね。


続きを読む "『リミットレス』限界を超える副作用!?" »

« 2011年10月 | トップページ | 2011年12月 »

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

最近のトラックバック

映画リンク

  • 映画.com

ファミリー・ツリー

エンディングノート

無料ブログはココログ