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2011年11月10日 (木)

『フード・インク』食べ物は工場で作られるんじゃない

フード・インク【DVD】



日本に忍びよる!?
巨大企業による食の工業化を予習



本年度アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門ノミネートに続き、
第32回エミー賞ニュース&ドキュメンタリー部門を2部門受賞している
フード・ドキュメンタリーです。

エミー賞はもともと、その年の優れたTVドラマに与えられる賞として有名ですが、
TVやインターネットで放送されたニュースやドキュメンタリーの中で
優れた作品に授与されるというこの部門で、
映画が受賞となるのは、めずらしいことなんだそうです。

アメリカでも、食はひじょうに関心が高いテーマということなのでしょうが、
今、日本が揺れに揺れているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐっても
これはぜひとも知っておきたい内容だと思います。


TPPによって日本に入ってくるかもしれないアメリカの農業とは、

一部の巨大企業による工業システムであり、1つの巨大ビジネスであること。

そして、アメリカの抱える異常な食事情の実態と、その裏にある格差と貧困を、

この作品は淡々と映し出しています。


映画に出てきますが、
スーパーにあるブロッコリー1個よりも、ハンバーガー2個のほうが安い

という現実。
これはいったいどうして、なぜなんでしょう?


プロデューサーは、『ファストフードが世界を食いつくす
おいしいハンバーガーのこわい話』のエリック・シュローサー。

ちなみに、これらの原作を読んでからというもの、

わが家には取り決めができました。


マクドナルドなどのファーストフードは、最低1〜2か月に1回でしたが、
今はほとんど食べません。友だち付き合いで食べるぐらい。

今はもう卒業しましたがハッピーセットも、
以前はねだられて買いに行っていました。
どうしても欲しい物のときだけにしていましたけど。

(これはアメリカのメジャーな映画会社ばかりか日本のテレビ局、大手出版社なども
販促に使ってます。その点も、実はゆゆしき問題だったりしますが…)


体には良くない、ということは承知の上ですが、
【食】の1つの側面である、“楽しく食べる”ということは
わが家のモットーでもあるので、
「食べたい」なら、食べようと。

でも、いつもは食べない、ということになりました。

もちろん、まったく食べないほうがいいに決まっているのですが、
そんなストイックになれないたちですし。

もしかしたら、しばらくすると食べたくなるように、
洗脳に近いインプットが、もはやあるのかもしれません・・・。

まあ、しょうがない。毎日食べるわけではない、という割り切りです。



“早い、安い、うまい”にあるカラクリを
消費者は知っておくべき


アメリカの映画やドラマは好きですが、食べ物はどうも好きになれません。


エリック・シュローサーは言います。

「どこで食べても同じというのは、【食】ではない」。

確かにそのとおりだと思います。


その土地土地で育つもの、採れるものは違って当然ですし、
季節によっても違いがあります。


もともと人は、自らの食べる分だけを自らの周りで作ってきたのでは?
狩ったり、採ったりしてきたのでは?


現在、アメリカの農地の約30%はコーン畑だそうです。

大量生産できるように遺伝子組み換えの品種です。

今や、コーンはスナックやジュース、さまざまな食品の原材料になるとともに
牛や鶏などの飼料にもなっています。


映画に出てくる、ある悲しいエピソードも、このコーンの飼料が原因でした。


もともと草を食べる牛は、コーンをうまく消化できず
0-157などの大腸菌が発生しやすくなってしまうのです。

牛の飼育環境も、ギュウギュウすし詰めの状態ですから病気は蔓延します。

その牛肉でできたパテが使われたハンバーガーを、小さな子どもが食べたらどうなるでしょう・・・。


そう、BSEの問題もありましたね。

遺伝子組み換え食品の表示義務すら、なくなってしまったらどうしましょう。

また、別の悪循環もあります。

こうした食の工業システムを実際に支えている労働者は

長時間、低賃金で働く、十分な医療保険のない層でもあります。


価格の安さ、手軽さからファーストフードに走る → 肥満や糖尿病などになる →
薬代や治療費がかさむ → ますます貧困になる。病気が悪化する。


という具合です。


「野菜か、薬か」どっちを買うか迷う、なんて、そんな選択あります?


いずれも
食の工業化の罪です。政府が、業界が、企業がそれに加担をしています。

この罪は、本当に大きい。


ただ、毎日の食事を、
オーガニック(有機食品)でちゃんとやろうとすると、結構お金がかかるのも事実。


日本においても、それは同じで

エンゲル係数、高くなります。

子育てにお金を十分かけられるお家は、食費もかけられます。

余裕がなければ、格安スーパーで産地や表示なども気にせず、
とにかく1円でも安い物を買う。安いファーストフードを日常的に食べる。

特に今は、内部被曝の心配もありますから!

全然気にしていない人は、まったく気にせずに、
“訳あって”価格が安い物を求めてしまうかもしれません。


経済格差が、教育だけではなくて、

やがては健康格差へとつながっていってしまいます。

わずかでも、食卓にオーガニックを。


ブランド化しなくていいから、ヘンに小洒落させなくていいから、

オーガニックをもっと身近にする工夫が必須だと思いますね。


また、目の前にある食べ物がどうやって食卓まで来たのか、
消費者もいっそう考える必要があるんだと思います。

生物なんだからいろんな形ができるし、おいしければ虫だってつくし、

薬を使っていないのだから、収穫から日がたてば
それなりに傷んできます。


いつまでも見事にきれいな色つやしてる野菜は、逆にあぶないって思います。

食の安全と安心は、自分で考え、選び、手に入れていくしかない。

「いただきます」の意味を、もう一度よ〜く考えたくなります。


一方で、日本が目指す農業はやっぱり、

基本、その土地で採れたものを食べる地産地消 でいいと思うんです。
(今は、一部そうもできない事情がありますが・・・。
「食べて応援」は、もってのほかダ。)


JA全中や議員の一部がTPPに反対しているのは、自らの既得権を守るため。


守るべきもの、
本当に守ってほしいのは、

高齢の農家たち。細々とやってる人たち。
棚田とか、里山とか、日本にしかないもの。


JA本体を守るんじゃなくて、個々の農家を守ってあげる政策、それこそが

TPPとかはまったく関係なく
今、一番、早急に必要なんじゃないかと思います。


若い後継者を取り込むためにも。

最後に、

映画のラストにも登場する「食の安全のために私たちができること」を抜粋。

 ー労働者や動物に優しい、環境を大事にする企業から買う。
 ースーパーに行ったら旬のものを買う。
 ー有機食品を買う。
 ーラベルを読んで成分を知る。
 ー地産食品を買う。
 ー農家の直販で買う。
 ー家庭菜園を楽しむ(たとえ小さくても)。
 ー家族みんなで料理を作り、家族そろって食べる。
 ー健康な給食を教育委員会に要求する。
 ー食品安全基準の強化を議会に求める。


フード・インク@ぴあ映画生活
・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy


↓食料の廃棄率世界一の日本人は必見。

↓遺伝子組み換えコーンからできているいろんなもの、甘味料から牛の飼料まで。

↓『ファーストフードが世界を食いつくす』を映画化


↓対極をいく、オーガニックで村が救われたお話


↓生き物が食べ物になるまでを追っています


↓農・食・環境のジャーナリスト(大恩人)の提言
今をときめく有機農業に関わる人たち38人へのインタビューも


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