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2011年12月30日 (金)

イノセントに生と死を想う『永遠の僕たち』

Photo_2

永遠の僕たち

★★★★4.5

TOHOシネマズ シャンテ、シネマライズほか全国順次公開中

誰もがこんなふうに見送ることができたら…
いのちというものをたくさん考えた年にふさわしい1本

故デニス・ホッパーの愛息、ヘンリー・ホッパーと、

『キッズ・オールライト』『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカの

イノセントで、初々しいカップルに、

なぜか加瀬亮がからむ、という
『ミルク』『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』
のガス・ヴァン・サント監督作品。

テーマは、“死の受容”なのかなと思います。

自らの死を受容する者、そして大切な人の死を受容する者。

なぜ人は死んでいくのか。

人が生きていく中で、唯一起きることが確実なのは死だけ。

なのに、それを受け入れることが、実は一番むずかしい、という・・・。

見ず知らずの人の葬儀に参列することが趣味のイーノックは、
あるとき、アナベルと出会います。

実はアナベルは脳腫瘍で、余命3カ月といわれている身でした。

イーノックもまた、
交通事故で両親を失い、彼自身も3分間、臨死状態になって、
昏睡から目覚めたときには、1人ぼっちだったという過去がありました・・・。

はかなくも、優しい、この2人の
無垢なティーンネイジャーは、いつも生と死を考えていました。

どちらかというと、イーノックは死を、

アナベルは生を。

たしか、

 cancer kidsの病棟?

 じゃなくて、kids of cancerよ

 同じだろ?

 違うわ

そんなやりとりがあったと思います。

「がんの子ども」じゃなくて、

子どもで、ただ、がんなだけ、

そんな意味合いにも受け取れて

アナベルの生と死に対しての考え方が、少し分かった気がしました。

自分の生と死については、アナベルのほうが断然、受け入れていたように思えますが

一方、イーノックは・・・。

それにしても、このご時世に
スマホなし、メールなし、フェイスブックなしの若い2人の恋がいいですね。
おばさんは、透明感あふれる2人に本当いやされました。

ヘンリー・ホッパーは、どことなくリバー・フェニックスに似ている
瞬間もあって、どきどきしました。

そして加瀬亮くん演じる、特攻隊員の幽霊、ヒロシ。

死にゆくときに、愛する人にきちんと「さよなら。」を言えなかった
シンボリックな存在ということなのでしょうか。

このヒロシがキーとなって、ラストへと向かうのですが

すてきな終わり方だったなあ。

次々とあふれ出てくる、アナベルとの思い出。

エンドロールになっても続く涙、またもや。

カタルシス度は、今年一番かもしれません。

やっぱり、「さよなら。」は、ちゃんと言わないとね。

「さよなら。」は、きちんとしたいですよね。

何が「きちんと」かは、人によって違うのかもしれませんが、
それがどれだけ大切なことか。

今年、愛する人と、突然に「さよなら。」しなくてはならなくなってしまった

多くの人たち。いまだ、3000人以上の方が、行方も分からない。

きちんと「さよなら。」できないつらさを抱えて、それでも生きていく、

そのつらさを思うと、

私には、いったい何ができるのだろうと考えてしまいます。

↓監督の作品の中では、かなり衝撃的だけど好きなもの。
コロンバイン高校の銃乱射事件を描いています。
背中をずんずんと追っていくのが、怖いんです。

永遠の僕たち@ぴあ映画生活

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