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2012年4月24日 (火)

生きた証(あかし)を『希望のちから』に

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DVD『希望のちから』(2008)

販売元: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

“希望”は、だれのもの?
新薬ができるまでを追った実録ドラマ


もともとはTV映画で、日本では劇場未公開、
「ハーセプチン」という乳がん治療薬が世の中に出るまでを追った
ほぼノンフィクションといってもいい作品です。

『メンフィス・ベル』『P.S.アイラブユー』のハリー・コニックJr.が

ハーセプチンの研究・開発から臨床試験に携わった

デニス・スレイモン医師を演じています。

笑顔がとても魅力的なハリーですけれども、
この映画では笑顔ばっかりではないです。

苦悩、悲しみ、焦燥、怒り・・・

いろんな表情を見せてくれます。

なお、製作には女優レニー・ゼルヴィガーの名前も。

彼女の親友がハーセプチンによって救われた1人だったようで
スレイモン医師の功績をたたえて、製作に名乗りをあげたということです。

乳がんの方も、そうでない方も、

身近にがんの方がいる方も、そうでない方も、

日本人の2人に1人ががんと共生する社会を生きている、という意識を持っていらっしゃる方も、
そうでない方も含めて、

こういう映画もある、ということを、ぜひ知ってもらいたいなと思います。

 

まず、ハーセプチンのことをちょっと説明しますと、

いわゆる抗がん剤とはちょっと違って、

がん細胞の増殖に関係している「HER2たんぱく」という物質だけを

ピンポイントで狙い打ちする、分子標的薬とよばれるお薬の1つです。

このHER2たんぱくが過剰に発現している(HER2陽性という)乳がん患者さんは
約20~30%ほどいるといわれ、

HER2陽性のタイプの転移性乳がんの治療や、術後補助化学療法、
最近では、HER2陽性が確認された場合の術前化学療法などにも適応されるかも、という

今や、ごく一般的ながん治療薬といっていいかと思います。

とはいえ、1990年代の当時とすればかなり画期的だったようで、

「当たるかどうかもわからない大バクチは打ちたくない」と、

スレイモン医師に協力していた製薬会社は、

途中で資金の投入に逃げ腰になっていきます。

長年の研究による確信と信念はあっても

先立つものがなくなったスレイモン医師。

彼を助けたのは、友人のリリーを通じて得た、スポンサーのレブロンでしたrouge

こういうときこそ、ポンと大金を出してくれる大企業って、

それこそ、真のメジャー、だと思いませんか。

そして、

この映画を通してみると、新薬の臨床試験というのはどういうものか

新薬はどのようにして承認され、世に出て行くのか

がとてもよくわかります。

とはいえ、忘れてはならないのは、

被験者となった乳がんの方たちや、ご家族、その周りの方たちのこと。

「HER2たんぱく」が過剰発現しているがんは、

どちらかというと進行の早い、タチの悪いタイプ。

ある意味、彼女たちは毎日が時間との闘いです。

その時間を、効くかどうかはわからないけれども

ハーセプチンに賭けてみようと思った、
勇気のある決意に敬服します。

医師や製薬会社、スポンサーはもちろんのこと、その希望に賭けた女性たちと、

ご家族はじめ、患者をとりまくすべての人が培い、積み重ねてきたものの上に

現在の“治療”と呼ばれるものがある、ということに気づかされます。

日進月歩と言われる医学の中で、

希望はだれのものか、といえば、

過去の人たちのものであり、現在の人たちのものであり、未来の人たちのものでもある

と思わせてくれます。

ラストは、それがとてもよくわかる、いいシーンになっています。

どれだけの人を救ってきたかということが、とてもよくわかる。

ただ、保険適用とはいえハーセプチンは費用がとてもかかるようなので、
そのへん何とかならないものか、とも思いますが・・・。

↓こちらが原作です。中村清吾先生監修

↓遺伝病の新薬開発をブレンダン・フレイザー&ハリソン・フォードで映画化

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy http://twilog.org/uereiy
・試写会や来日記者会見の感想もちらほら。
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コメント

Evoさま

ご連絡ありがとうございました。リンク貼っていただき、ありがとうございます。
少しでもピンクリボンの啓発につながれば幸いです。

はじめまして

かってでは有りますが

リンク貼らせていただきましたm(_ _)m

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