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2012年5月 2日 (水)

『孤島の王』が生きるために選んだ道

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孤島の王


★★★★4.5

痛くて沁みる“生きたい”思い
少年たちの眼差しが胸をつんざく

このところ、じ〜んと感動して涙する作品や
ひとしきり笑って、ちょっぴりしんみりするような作品が多かったのですが、
本作の衝撃度は、今年初めてのものでした。

かつて、ノルウェーのバストイ島に実在した少年向け矯正施設。
1915年5月20日、そこで軍隊が出動するほどの大暴動が起きていたことなど、まったくの初耳・・・

ましてや、多くのノルウェー国民でさえ知らなかったこの歴史的事実がもとになっています。


あの気候と環境、体罰、性的虐待、

その毎日の過酷さは
海をも凍る極寒のノルウェーだからこそ、よけいに痛く沁みてきます。

まるで『シャッター・アイランド』のように始まる冒頭。

島にやってきたのは、元船乗りのエーリング。


卒院を間近に控えた優等生のリーダー、オーラヴが面倒を見ることになるのですが、

エーリングは、何としてでもここを脱出したいと、

反抗的な態度をくり返すのでした。

そんな中、あるけんかがもとで、森での懲罰を一緒に受けることになった2人。
(これがまた、すごいもので・・・)

エーリングはオーラヴに、小説にするべくひそかにあたためていた
「3本の銛(もり)を受けながらも丸1日生き延びた鯨の物語」を打ち明け、

オーラヴもまた、エーリングの
不条理に屈しない心に共鳴していくのでした・・・。

しかし、問題はそのあと、

予想だにしない展開の連続というか、片ときも目を離すことができない緊迫感が続き、
ラストに、してやられてしまいます。


エーリングやオーラヴら、少年たちの生きることを渇望する強い眼差し、

それを阻む、ステラン・スカルスガルド演じる院長たちの、みにくい保身。

エーリングの物語でいう
鯨が受けた3本の銛は、彼らの心と、身体と、魂に突き刺さり、
身動きのたびにえぐられるような傷だったかもしれませんが

ラスト、氷の海の上には、

誰も生きる自由を奪うことなどできない、という事実しか、私には見えませんでした。


間違いなく、今年の私的ベストテン入り決定です。


こんなマナー広告もあります。「わりー子はいねがぁー」と院長が来る、かも!?


↓似ているようでいて、どこか違う。比較はきっとされるでしょうが。


↓ステラン・スカルスガルドも出てますよね。早くもソフト化


孤島の王 - goo 映画

孤島の王@ぴあ映画生活

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