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2012年7月25日 (水)

『苦役列車』走るよ、どこまでも。

Photo

苦役列車

★★★★

今宵や今週は『ダークナイト ライジング』一色であろうと思いますが、

私はこちらを。

早くも大コケか!?という記事もあるようですが、

コケるも何も

同週公開の『海猿』や『ヘルタースケルター』を映画館に観にいく人は、
こっちは観にいかないんじゃないかなぁと思います。
層はあまりかぶらないというか。

現状にあがいて、もがいてるのに、それがどこまでも続いていく、
ということで、それぞれ共通している部分はあるとは思うのですが。

2010年・第144回芥川賞受賞作を『天然コケッコー』『マイ・バック・ページ』
の山下敦弘が監督。

出演は森山未來に、高良健吾、そして前田敦子と豪華なメンツ。

これを観ないでおくべきか!という感じでした。

いや、しかし、森山未來はいつの間にあんな、カメレオン俳優になったのでしょう。

私の中での未來くんの認識は、
『フィッシュストーリー』(伊坂幸太郎原作、中村義洋監督)の強い人、
「ウォーターボーイズ」のかるい人、
『世界の中心で愛を叫ぶ』の助けを求める人
という印象でした。

若手演技派の第一番手は、共演の高良健吾と信じていたのに、
この映画では
彼を、爽やかさだけが取り柄の、何かちょっと足りない、
ただの「田舎から出てきましたよ〜」な専門学校生にさせてしまって。

 

 

実はこの『苦役列車』から『モテキ』映画→TVドラマと、今さら観まして、

食わず嫌いでホントごめんなさい的な感じを、今さら思い、

日本映画界に森山未來がいてよかったと、今さら思いました。

あの背中、あのパンツ、まるで別人です。

『その街のこども』は未見なのですが、
これもかなり私はもったいないことをしているだろうと思っています。

北町貫多。
19歳の日雇い労働者、

こまっしゃくれ、自らを「僕」と言いながらも、
中卒を事あるごとに強調して、自らを蔑んでいる青年。

働いて、呑んで、食べて、風俗に行って、古本を読んで、のくり返し。

そして現れた、地方から出てきたばかりの専門学校生・正二と
孤独な者同士でつるみはじめ、

古本屋のあこがれの康子と、仲を取り持ってもらうようになるものの……。

サブカルをかじる女子大生に媚びへつらう正二、

自分のことばかり、ぐだぐだと講釈をたれるその彼女に向かって、

つばやヨダレをかっ飛ばしながら言う、くだんのセリフは

自分も地方出身者であり、下北とか三茶近辺に住んでることもあって、

ちょっとむずむずとしましたけど、

いやいや、なるほど、すごかった。かっこよかった。

そして、前田敦子という、原作にはない存在。

多分、甘い青春群像映画になりそでなさそな、

でも、そこで腕をベロ〜ンとなめてしまう、直接的で、本能的な部分で
やはり、これはこっちなんだ、というテイストにもかかわらず

意外にもうまく演じていたと思います。上から目線ですみませんm(_ _)m

よくやったと、私は思います。
もっとキテてもよかったぐらい。

北町貫多。
19歳の日雇い労働者、

寄り添う存在は正二でも、康子でもなく

生きていく上で、自分の支えとなるものは、自分自身の夢。

孤独と孤立の日々のなかで、それだけが支えとなるんだというラスト。

けっこう好きでした。

もちろん、貫多同様に夢を叶えようともがく、
高橋さん(マキタスポーツ)の存在も忘れてはなりません。

これは、大泣きこそしなくても、本年度の邦画ベストワンかもしれないですね。

それくらいの衝撃でした。

苦役列車@ぴあ映画生活

苦役列車 - goo 映画

↓ここでも身軽さとアクションセンスを披露。

↓山下監督で好きなのはこれかな。

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy twilog
・試写会や来日記者会見の感想もちらほら。
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コメント

uereiさん、こんにちは。

先の拙サイトの更新で、こちらの頁を、
例の直リンクに拝借したので、報告とお礼に参上しました。

森山未來、ホント、いいですよね~。
僕は 『スマイル 聖夜の奇跡 』も好きです。
もちろん『フィッシュ・ストーリー』の彼も 『世界の中心で、愛をさけぶ』の彼も
『その街のこども 劇場版』の彼も 『モテキ』の彼も etc
本作の一番のポイントは実のところ、そこだったのかもしれないと思いました。

どうもありがとうございました。

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