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2012年7月29日 (日)

『ダークナイト ライジング』伝説の、壮絶な、終わりに

Tdkr_2

ダークナイト ライジング

★★★★★

※なるべくネタバレを避けています

「人はなぜ落ちる?」「這い上がるためさ」

クリストファー・ノーラン監督が『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』に続いて放つ
3部作の最終章、完結編。

最凶の敵ジョーカーと、正義の検事ハービー・デント亡き後、
8年間、平和が保たれてきたゴッサム・シティーを
今度は、最強の敵ベインが狙う、という。

ダークナイト(バットマン)を演じるクリスチャン・ベイルをはじめ、
マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンのシリーズキャストに

新たにアン・ハサウェイやトム・ハーディー、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが
加わり、何とも豪華な、最終章にふさわしい1本となりました。

奈落の底に落ち、その上に広がる世界に思いを馳せ、

ふたたび這い上がったときに、

いつも景色はまったく別のものとなり、落ちていたときとは違う自分になれる。

だからこそ、『ダークナイト ライジング』The Dark Knight Risesでは、

ブルース・ウェインはふたたび這い上がるんです、立ち上がるんです。

 

アメコミものは好きなのですが、

ティム・バートン監督の、ジャック・ニコルソンのジョーカーや、
ダニー・デビートのペンギンから間があき、(出産もあり)
ちょっと離れてましたバットマン。

ジョージ・クルーニーのは、クリス・オドネルはロビンだったことがうろ覚え。
そうか、敵役はシュワちゃんだっけ、という程度。

なんと、劇場公開時の『バットマン ビギンズ』(2005)もスルー。
子どもがまだ小さかったのでね…。

ところが、ところが、

『ダークナイト』(2008)を観たときの、その衝撃たるや!!

ジョーカー役ヒース・レジャーのファンだったこともあり、
彼が急逝したことを差し引いても、
その年のナンバー1洋画となったのでした。

恐怖というものが、どうやって人間の心の中に入り込むのか、
善と悪を区別するものは、どれほどのわずかなボーダーでしかないのか、

ということを深〜く考えさせられたものです。

秩序と混沌
善と悪
表と裏
光と闇
正義、人道、モラルと、その相反するもの

その対立。

結局

正義は、秩序のため

復讐は、自己満足のため

なんですよ。

そういえば、『ライジング』のパンフに
平成仮面ライダーシリーズの白倉プロデューサーが寄稿していましたが、

平成仮面ライダーは特に善と悪の立場が流動的で、
逆転したりすることがホント多かったんですよね。

本作でも、バットマンの仮面を、ベインがデシデシ、バサラバサラとするところなんかも、
ある仮面ライダーを思い出さずにはいられませんでした。

ハービー・デントという正義の、光の騎士を死にいたらしめた、
ということになっているダークナイト(闇の騎士)としてのバットマンは、

やはり、その嘘の仮面を、一度ぶち破る必要があったんですよね。

そのために、落ちることが、また必要だった。

むむ。もうあまり書きますまい。

あともう1回は観よう、と思いますが

今は『ビギンズ』がとても観たい。そして『ダークナイト』『ライジング』と
無限のループに入り込んでしまいそうな予感がしています。

まるでスターウォーズですよ。
『Ⅲ シスの復讐』見たら『Ⅳ 新たなる希望』見たくなるもの

それと同じです。

まさに伝説。

バットマン・サーガ、いや、ダークナイト・サーガの完成。

キャスト的には、

キャット・ウーマンのアン・ハサウェイ、スタイルのいいこと!
アクションや、バイクなども自分でこなしたようで。すごいな、チャレンジャー。
コケティッシュなところがマッチしていました。なんてったって、猫ですから。

そして、ワタシが推したいジョセフ。渋かったな。
初見は、ブルース(クリスチャン・ベイル)の心情ばかり考えていましたが、
次回は彼ばかりを観ることにします。

マイケル・ケインも、よかった。彼で3回は泣きました。

むむ、むむ。もうあまり書きますまい。

ただ、伝説の、終わりには、壮絶なカタルシスがあった

ということだけは、付け加えておきたいのです。

ダークナイト ライジング@ぴあ映画生活

ダークナイト ライジング - goo 映画

↓このビジュアル、かっこいいですね。

↓このビジュアル、一生忘れられません。

↓このクリスチャン・ベイルも忘れられません。

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