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2012年9月に作成された記事

2012年9月15日 (土)

『鍵泥棒のメソッド』の心を奪うメソッド

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鍵泥棒のメソッド

★★★★★

ときに、まっすぐな生真面目さほど喜劇になる

『アフタースクール』→『運命じゃない人』の
順に観て、

大っ好きになりました、内田けんじ監督。

記憶喪失になってしまった非情な殺し屋と、

うだつの上がらない貧乏役者の人生が

ふとしたことから入れ替わってしまう、という
(しかも今年、別の作品でも注目の銭湯にて!)

トリッキーなサスペンス・コメディかと思いきや、

いや、いや、実は、○○がちょっぴり苦手な

イマドキの若者たちと大人たちと

「草食系」や「お1人様」が流行る時代に向けた

まるで応援歌のような○○ストーリーだったとは!

できれば、基本ネタバレしたくない感じです。

 

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2012年9月10日 (月)

『夢売るふたり』が夢見たもの

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夢売るふたり

★★★★

脳裏にこびりつく、男と女の奇妙な形
いかんとも理解しがたい夫婦の関係

本当に、やばいお話をよく考えるものですね。西川美和監督ったら。

松たか子さん、よく受けたよね。よくやったよね。

阿部サダヲさんが、こうも人たらしだったとは、よく気づいたよね。

夫婦は「運命共同体」などといいますけれど、

そうはいっても、
いざなったら、
女はしぶといし、がめついし、本領を発揮します。

本能を大事にします。

チラシのメインビジュアルのこの写真、

映画をご覧になった方ならおわかりと思いますが

今まで築いてきたものが、すべて、目の前で壊れていくシーンです。

阿部さんの途方にくれた表情に比べて、

松さんのこの、まるで何かに目覚めたかのような、何事かを決意したかのような
むきだしの気持ちの入りようったら。

この目を見たときに、ああ、これは、すごい映画を観ることになるぞ、と思わずにいられませんでした。

だから、生々しいと言われてしまうんでしょうかねえ。

でも、まるで納豆のように、この後引く感じ、嫌いじゃないです。

 

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2012年9月 9日 (日)

思わず、ググる『モンサントの不自然な食べもの』

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モンサントの不自然な食べもの

★★★★

これはもはや食べものによる世界支配!?

モンサント。

世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を有し、
アメリカに本社を置く多国籍企業。

プレスには、「アグロバイオ企業」とあります。

豆腐や納豆の裏にある表記、ひっくり返して見てみてください。

「大豆(遺伝子組み換えでない)」と書かれています。

ああ、よかった、遺伝子組み換えでない。

いえ、いえ。
それでホッとしている場合じゃありません。

この映画は、フランスのジャーナリストであるマリー=モニク・ロバンが、

インターネットで「モンサント」や「遺伝子組み換え」に関する

公的文書や論文をググり、

その担当者・研究者などに、次々と直撃取材していくという
手法を取ったドキュメンタリー。

どうぞご一緒に実際に検索してみてくださいな。

出てくる、出てくる。

予測変換も、それはそれは、出てくる。

9/10現在では「モンサント」で約 717,000  件
「モンサント 遺伝子組み換え」では約 217,000 件 のヒット。

そもそも、「遺伝子」の「組み換え」とか
「バイオ」に「テクノロジー」とか
「化学企業」なのに「アグリ」とか
「食」の「グローバル化」とかって、

「原子力」の「平和利用」という言葉並に、

不自然。

違和感。

「食料に関しては、自由貿易という概念はない」と
マリー=モニク・ロバンは言いますが、

まったくもって、その通りだと思うわけです。

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2012年9月 5日 (水)

『「わたし」の人生(みち)我が命のタンゴ』手と手をとって

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「わたし」の人生(みち)我が命のタンゴ

★★★

認知症。自分だけ、家族だけが
抱え込まなくていい

精神科医・和田秀樹氏が原案・監督。

認知症を抱えた大学教授の父(橋爪功)と、
その跡を継ぐかのように育った娘(秋吉久美子)が、

アルゼンチンタンゴを通じて、家族の絆をもう一度、確かめ合う物語です。

なぜ、アルゼンチンタンゴか?といいますと

昨今、音楽療法は認知症ケアなどに取り入れられてきていますが、

アルゼンチンタンゴによるタンゴセラピーというものは、

当事者同士も
介護される側と介護する側も
介護者と医療者も

それぞれがペアになって、手と手をとり合って

呼吸をあわせて行います。

そのあたりが、とても象徴的であり

人と人、ということをまた思い起こさせてくれるキーになっているのでした。

 

また、この映画では、認知症の中でもとりわけレアな
「前頭側頭型認知症」が取りあげられていますし、

もう1つの重要なテーマ「介護離職」についても、
初めてふれられた映画かと思います。

うーむ、うーむと、介護をする家族の現実にうなりながらも、
それでも、ラストはすばらしい瞬間が待っていました。

そのシーンのために、観て!と言いたいくらいです。

 

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2012年9月 1日 (土)

おたがいの存在が【痛み】をいやす『最強のふたり』

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最強のふたり

★★★★★

住む世界が違っても、
最強になれるふたり

フランス国民の3人に1人が見た、という大ヒット。

ヨーロッパ各国でも絶賛、各賞受賞の嵐。

昨年、上映された東京国際映画祭では、グランプリと主演男優賞(写真の2人とも)
をW受賞。

ハリウッドリメイクも早々に決定。

ということで、

めちゃくちゃ楽しみにして、拝見しました。

冒頭の、はちゃめちゃで、衝撃的な、楽しい、ノリノリのシーンが、

そういうことでつながっていくとは!

震災以降、

絆とか、つながりとか、さかんに言われております。

どうも何となく、うさんくさいキャッチフレーズだな、と思っております。

すみません。

でも、実話をもとにした、
ユーモアたっぷりのこの映画には、

それらが、しかとあります。

現時点とりあえず、今年ナンバー1であることは間違いないです。

 

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