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2012年9月 5日 (水)

『「わたし」の人生(みち)我が命のタンゴ』手と手をとって

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「わたし」の人生(みち)我が命のタンゴ

★★★

認知症。自分だけ、家族だけが
抱え込まなくていい

精神科医・和田秀樹氏が原案・監督。

認知症を抱えた大学教授の父(橋爪功)と、
その跡を継ぐかのように育った娘(秋吉久美子)が、

アルゼンチンタンゴを通じて、家族の絆をもう一度、確かめ合う物語です。

なぜ、アルゼンチンタンゴか?といいますと

昨今、音楽療法は認知症ケアなどに取り入れられてきていますが、

アルゼンチンタンゴによるタンゴセラピーというものは、

当事者同士も
介護される側と介護する側も
介護者と医療者も

それぞれがペアになって、手と手をとり合って

呼吸をあわせて行います。

そのあたりが、とても象徴的であり

人と人、ということをまた思い起こさせてくれるキーになっているのでした。

 

また、この映画では、認知症の中でもとりわけレアな
「前頭側頭型認知症」が取りあげられていますし、

もう1つの重要なテーマ「介護離職」についても、
初めてふれられた映画かと思います。

うーむ、うーむと、介護をする家族の現実にうなりながらも、
それでも、ラストはすばらしい瞬間が待っていました。

そのシーンのために、観て!と言いたいくらいです。

 

こちらの平成23年版高齢社会白書によれば

認知症にかぎらず、介護が必要な方と
同居をしながら介護をされている方の7割が女性。

さらに、家族の介護や看護を理由とした離職・転職者数は年14万人超、
そのうち女性が8割を占めているという現状です。

この映画の主人公で、大学でジャーナリズムを教える百合子も、
念願の教授昇進が決まったばかりのキャリアウーマン(死語…)でしたが

自分がそうなるとは、夢にも思わなかったことでしょう。

父・修治は、妻の葬儀の後くらいから、少しずつ、
ちょっとおかしな行動を取り始めていたのです。

修治が診断された「前頭側頭型認知症」というのは、

アルツハイマー病などと違って、
典型的な記憶障害や見当識障害などよりも

この映画で描かれるような出来事が発端となって、
わかることが多いようです。

「人が変わったよう」になっても、ご家族も認知症とは気づきにくいですし、
社会的なダメージもけっこう大きいものだと思います。

映画では、意外な人物が、一番最初に「認知症では⁈ 病院行ったら?」と
疑うことになるので、なるほどと思いました。

こういうこと、増えているのかもしれないですね。
「恍惚の人」のころよりも、もうかなり表面化してきていますから。

変なところで、時代だな〜と納得してしまいました。

そのうえ、介護保険や家族会(「認知症の人と家族の会」)についても触れられていますが

いまだ根強い、家族(の中の女性)がずっと家でみてあげることが
普通で、幸福で、美徳、という風潮にも、一石が投じられています。

「介護、がんばります!」

いや、いや、そんな、がんばらなくてもいいんじゃないですか、と、この映画ではいっています。

助けがいることを周りに訴えることは、とても大事なことだと思うんです。

使えるもの・使えるサービスは、使っちゃったもん勝ちなんだとも思うんです。

そして、認知症であっても、好きなこと・できること・得意なことは

好きなんだから、できるんだから、得意なんだから、どんどんやってもらっちゃおうということ。

その方の「尊厳」や「生きがい」、おおげさにいえば

「いのちの輝き」という意味でも、とても必要なことだと思います。

いま

『最強のふたり』というフランス映画が、単館系映画ながら満席続発の大ヒットとなっていますけれども

ドキュメンタリー長編動画の『毎日がアルツハイマー』も同様に、
こういう映画だって、大いに需要ありますよね。

シネスイッチ銀座ほか、全国で順次公開中。
自主上映会もできるようです。

「映画なんて、毎日忙しくて、それどころじゃないわよっ!」という方も

ここぞとばかりにショートに預けたりとか、
それこそホームなどで上映会なんかもいいですよね、きっと。

気分転換、とまではならないかもしれませんが

でも、あのラストシーンをどうか見届けてほしいんです。そう、思います。

「わたし」の人生〈みち〉 我が命のタンゴ@ぴあ映画生活

↓シェークスピア研究をしていた大学教授という設定。

↓予防にも一役。

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy twilog
・試写会や来日記者会見の感想もちらほら。
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Healing & Holistic 映画生活

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