遠くて近い『声をかくす人』のその理由
「共謀する者」という原題にも注目
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「共謀する者」という原題にも注目
★★★
★★★★★
かつての他愛のない日常を
復讐で取り戻そうとする男
その約2時間の間、
“持ってかれる”映画ってあります。
まるでハガレンをまねしていえば。
去年だと『ブラック・スワン』とか、完全にあの世界に持ってかれました。
★★★★
今ここにある、この命こそ
ただ1つの奇跡
肺の遺伝性難病「嚢胞性線維症」(通称・CF)を抱えて生まれた双子
アナベルとイサベルの人生を追ったドキュメンタリー。
幼いころから入退院を繰り返し、
命を脅かす呼吸困難と何度も闘いながら、
お互いを支えにしてきた2人。
年に1度のCF患者が集まるサマーキャンプを楽しみにし、
退屈な入院生活の間は
自分たちの経過を日記にまとめていました。
彼女たちの毎日は、常に病気とともにありました。
そんな彼女たちを救ったのは臓器移植。
日本の2歩も3歩も、いや10歩以上も先をゆく、
臓器移植大国アメリカであったからこそ
彼女たちのミラクルは実現できたんです。
いや、でも、それにしても
何なんでしょう。彼女たちのポジティブさ、明るさは。
「病気が、今の自分たちをつくった」という受容の姿、
ドナー家族に対する深い感謝と思いやりの姿、
積極的にいろんなスポーツにチャレンジしている姿に
ある“強さ”を感じずにはいられません。
★★★
もっと家族で話し合おう
自らのリビングウイルとエンディング
それは医療か?殺人か?
『Shall we ダンス?』以来、
草刈民代と役所広司で
周防監督が16年ぶりに送るラブストーリーという触れ込みでした。
テーマは尊厳死、延命治療、終末医療、リビングウィル(生前の意思)
人生を終えるとはどういうことか。
前半は、医療ドラマ、後半は、大沢たかお扮する検事と
草刈民代演じる女医との一騎打ちとなる検事ドラマの様を呈します。
「仁」の心を一切排した、
大沢たかおの冷徹さと、頑なさが印象的でした。
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