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2013年2月13日 (水)

『ムーンライズ・キングダム』ようこそ、12歳のみずみずしい王国へ

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ムーンライズ・キングダム


★★★★4.5

60’sの画集から飛び出した

12歳のまっすぐピュアラブ


まず一言、言わせていただくと、

ウェス・アンダーソン、大好きだ〜!!!


まさに、ノーマン・ロックウェルの画集のような世界観。

彼のイラストから飛び出してきたような映像が、可愛らし過ぎます。

1960年代の雑賀やファッションも、可愛らし過ぎます。

とても好きです。好みです。

ボーイスカウト隊員で、ちょっびり周りから浮いてしまう孤児のサムと、
キレやすいとうわさのスーザン。

この12歳のボーイ&ガールは、ある日、
1年間の文通をへて、手を取り合って駆け落ちすることに。

この2人は、これが映画初出演という、
ジャレッド・ギルマンとカーラ・ヘイワード なのですが、

2人とも何とも初々しくて、みずみずしくて、とってもキュート。


何となく彼はダニエル・ラドクリフに似ていないでもないし、
彼女はエマ・ワトソンにちらっと似ているような気もするし。


そんな2人が、とにかく、駆け落ち、するんです。

サマーキャンプを抜け出して、

小さな島と、小さなコミュニティを舞台にして。
 

彼らを追いかけ、探す大人たちもまた、
実はけっこうまっすぐで、やはり愛おしいのですが、

そのメンツが豪華なこと。


島でたった1人の、トレーラー暮らしの警察官を演じるのは
ブルース・ウィリス。
今年はあれですか、ブルース祭り的な年なんですかね、出演作が続々。

彼と不倫しているスーザンのママには、大好きなフランシス・マクドーマンド。
スーザンのパパにはウェス作品の常連ビル・マーレイ。

頼りないボーイスカウト隊長には、エドワード・ノートン。
あやしい隊員として、ジェイソン・シュワルツマンも出ていますし、

ティルダ・ウインストンは、里親にも愛想を尽かされたサムを
少年収容施設に入れようとする福祉局員(Social Serviceと名乗っていました)だし。


小さな島です。

子ども2人が行きついた

“ムーンライズ・キングダム”はすぐに見つかってしまいます。


そのとき、状況だけをパッと見て、

「あんたたち、一体何やってんのー!」と引き離す。

大人はそうするでしょう、とりあえず。

結果、子どもたちの人生を左右しかねない判断は、“福祉”の手に委ねられることになります。

でも、彼らの気持ちは、いったいどうなりましょう⁈

2人でいたい、という思いはどうなりましょう?!

大人なんか…大人だって…結局、いい加減じゃないか。

ちゃんと愛せていないじゃないか。

誠実に生き切れていないじゃないか。


大人の語る正義が必ずしもまっとうではなく、
欺瞞や虚構にあふれていることに、少しずつ気づき始めるお年ごろ、

そのモヤモヤを抱えている

思春期の手前の、12歳という2人なのですが

まるでそんな深刻さの欠片は吹き飛ばすように、
勢いがあって、みずみずしくて。

彼らの一挙手一投足に
ドキドキします。ワクワクします。

いつのまにか、こちらも、ひと夏の冒険をしています。



2人に一番の理解を示してくれた、同世代のボーイスカウトの仲間たちもまた、

そんなふうな気持ちは、久しぶりだったんじゃないかなと思うんです。

やっぱり子どもが持っている、そのまっすぐなパワーにはいつでも圧倒されますし
大人のものさしでは測りきれない
個性というものを感じずにはいられません。

そのさまざまな個性が重なり合って、
自分の個性も、相手の個性も生かしながら、
オーケストラのように音楽をつくっていくことが
つまりは、生きていく、ということなんじゃないかとも思います。


そうして、形だけの、形骸化した“福祉”にも真っ向勝負しているような感じさえ、してしまいます。

ブルース・ウィリスもよかったな。
孤独で、いつも困ったような、さみしいような顔をしているのが、すっかり板について(?)いました。
やっぱり、体をロープで縛って壁を登る、みたいなところもありますしw。


ムーンライズ・キングダム - goo 映画

ムーンライズ・キングダム@ぴあ映画生活

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コメント

kinoさま、こちらこそTB失礼しました!ありがとうございました!
本当あらゆるところ、さりげない小物とか、登場人物のちょっとした仕草までツボでしたね。
前作『ファンタスティックMr.Fox』のときには劇場で見逃してしまったので
こちらは、いの一番に行ったんですよ〜!

滑稽でばかばかしくてドタバタだけど、切なくて哀しい世界観、
私も大好きです。
どうぞ、今後ともよろしくお願いします。

すみません・・・前回お邪魔したときにTBさせてもらってましたね。
失礼いたしました。

TBありがとうございました。
私もウェスの映画が好きでスキでたまりません!
今回ももう本当にすべてがツボでした。
早くDVD出ないかな。
滑稽でばかばかしくてドタバタだけど、切なくて哀しい世界が
ウェス・アンダーソン!!早くも次の作品が待ち遠しいです。

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