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2013年2月23日 (土)

『世界にひとつのプレイブック』必死で生きてる!

Photo

世界にひとつのプレイブック (Silver Linings Playbook)

★★★★☆


みんな、病んでる。

必死で、生きてる。

タイトルの「プレイブック」とは、

本作でもkeyとなるアメリカンフットボールの作戦図のこと。

しかし、人生というものは必ずしも

あらかじめ作戦を立てたように思いどおりにはいかないのだよ、

ということが、この映画の主人公パットとティファニーを見ていると

ひしひしと伝わってきました。

スチュアート・リトル2 』でもハウス先生、いや

ヒュー・ローリーが言っていた「銀の裏地」

Every cloud has a silver lining

どんな雲にも銀の裏地がある、つまり、逆境にあっても希望の光はある。

そんなsilver liningなプレイブックは、

妻の浮気ですべてを失い、躁うつ症になったパットと

夫を突然の事故で亡くしたティファニー、

人生のどん底まっただ中の2人の助けとなるのでしょうか。

まあまあ、この際、タイトルのことは置いといても

パットを演じたブラッドリー・クーパー(主演男優賞)

ティファニーを演じたジェニファー・ローレンス(主演女優賞)

パットのパパことロバート・デ・ニーロ(助演男優賞)

パットのママことジャッキー・ウィーヴァー(助演女優賞)という

31年ぶりの快挙であるアカデミー賞、全俳優部門同時ノミネートの

すばらしい俳優陣と、

人間くさく、かっこ悪くても、みっともなくても

必死で生きてるやつらの

笑い泣きのすったもんだ、惚れたはれたを

ただ、ただ存分に堪能してほしいと思います。

 

パットは高校教師でした。
おそらく、まじめで、律儀で、堅実な先生だっただろうと想像します。

ある日、彼が帰宅すると、バスルームには妻と同僚の男の姿が…。

このことがきっかけで、パットは精神科病院へ入院、

妻からは接近禁止命令を出されてしまうことになります。

30歳を過ぎて、妻も、仕事も、家も、何もかもを失い、

両親と同居することになったパット。

ちょっと気まずく出迎えるパットママに対して、

デ・ニーロのパパは、かえって引いてしまうほど妙なハイテンション。

ですが、この映画の舞台が2008年ということを知って

ハッとさせられるのです。リーマンショックがあった年…。

職を失い、年金をすべてアメフトにつぎ込むようなパパも、

きっと大きな喪失を体験していて、

こんな無茶をしてしまうのもわかるような…。

いや、いや、いや、つまりパットパパも

ちょっと正気を失っていた感じなんじゃないでしょうか。

東日本大震災と原発事故以降、体罰、パワハラ、いじめ、理不尽な事件・事故が

こうも毎日、毎日起きてる中で、

まるで何事もなかったかのように

今までと同じ価値観のままで、あるいは今まで以上に逆戻りしながら

毎日必死に生きてる私たちも、ある意味、結構どうかしちゃってるとは思います。

パットも、ティファニーも、パットの両親も

そして私たち日本人も、多大な喪失を抱えたまま、

みんな、みんな、どこか閉塞して、

どこか、どこか、病んでいる。

どーかしちゃっている、全世界的に…。

けれども、それでも毎日、必死で生きてることは確かなわけで。

この映画、

ラブコメということが前面に出されていますが、

(確かに、それも重要なファクターではありますけど)

私は男女の愛というよりも、もっともっと大きな愛。

誰かとよりそい、一緒にいることで背中を押されたり、元気になれる。

それは時には家族だったりするわけですが、

必死で生きようとするとき、つらいときこそ傍にいてくれる人の存在が、

希望の光をくれることを、この作品によって改めて実感しているところなのです。


ジェニファー、できれば獲ってほしいな!果たして、どうでしょうか!?

世界にひとつのプレイブック@ぴあ映画生活

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↓デ・ニーロがブラッドリーをパットに推してくれたようですね。

↓日本ではイマイチの興行でしたが、次回作を待ってます。

↓前回は『ウインターズ・ボーン』で主演女優賞ノミネート

・Twitterでも時々つぶやいています @uereiy twilog ・試写会や来日記者会見の感想もちらほら。

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