生きた証(あかし)を『希望のちから』に
DVD『希望のちから』(2008)
販売元: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
“希望”は、だれのもの?
新薬ができるまでを追った実録ドラマ
もともとはTV映画で、日本では劇場未公開、
「ハーセプチン」という乳がん治療薬が世の中に出るまでを追った
ほぼノンフィクションといってもいい作品です。
『メンフィス・ベル』『P.S.アイラブユー』のハリー・コニックJr.が
ハーセプチンの研究・開発から臨床試験に携わった
デニス・スレイモン医師を演じています。
笑顔がとても魅力的なハリーですけれども、
この映画では笑顔ばっかりではないです。
苦悩、悲しみ、焦燥、怒り・・・
いろんな表情を見せてくれます。
なお、製作には女優レニー・ゼルヴィガーの名前も。
彼女の親友がハーセプチンによって救われた1人だったようで
スレイモン医師の功績をたたえて、製作に名乗りをあげたということです。
乳がんの方も、そうでない方も、
身近にがんの方がいる方も、そうでない方も、
日本人の2人に1人ががんと共生する社会を生きている、という意識を持っていらっしゃる方も、
そうでない方も含めて、
こういう映画もある、ということを、ぜひ知ってもらいたいなと思います。