ただの感染モノじゃないよ『コンテイジョン』
★★★★
新種ウイルスの感染パニック!
映画の中で起きてることが
なぜか今の日本と重なってみえる
まず初めに、『コンテイジョン』て何!? と素朴なギモン。
なぜ原題そのまま?
まあ最近は、気の利いた邦題をつけるのが難しいからか
原題そのままってパターンは多いかも、と思っていましたが。
「Contagion」とは!?
ウィズダム英和辞典によれば
病気の「接触による感染」だとか「伝染」「伝染病」だそうです。
ウイルス感染ならばviral infectionだけれども、そうではない理由とは?
同じ感染パニックものとして有名な、1995年の『アウトブレイク』は空気感染でしたが
その場合にはinfectionというようで。
「Contagion」という場合は、感染者の体に直接触れたり、
感染者の触れたドアノブやグラスなどに触れたら
感染してしまう、という接触感染を意味しています。
そう、触れるだけで
次々と誰かに感染してしまう
脅威のウイルスが
世界規模、
ほぼ同時進行で広がっていく、というお話なのです。
しかも、「Contagion」には
もう1つ
「あまり好ましくない思想、感情などの蔓延」という意味も
あったんですねぇ。
いうならば、恐怖やパニック感情の蔓延でしょうか。
怖い、怖いですねぇ。