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カテゴリー「学校」の記事

2013年1月13日 (日)

『映画 鈴木先生』のメソッドで教育論に風穴を

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★★★★


鈴木チルドレンが学校から世界を変えていく


おかえりなさい、鈴木先生!


2011年の最低平均視聴率ドラマでありながらの映画化。
あっぱれ!待ってました!
最初は誰に言われたのか。Twitterだったかもしれません。
テレ東でやってる「鈴木先生」というドラマがおもしろいって。
実際、観てみると
ほーー、なるほど、本当に。こんな先生はそういないかも。
妄想は飛んじゃってるしw、話もぶっ飛んでるけど。
でも、ものすごく子どもたちのことを観察してる。
洞察してる。
考えている。
問題提起性も半端ない。

実際の中学の先生は、学校行事や部活などもあって
もっと忙しいと思うので、
これほどまでに子どもたちに向き合うのは
現実的ではないのかもしれないですけれど、
鈴木先生の教育理論<鈴木メソッド>や
それに基づく実験の数々は、すごく好きです。共感しています。
今回の劇場版では、妊娠中の恋人・麻美さんと結婚。
病欠していた天敵・足子先生も復活。
(足子先生の立ち直り方法がまたものすごく…)
2学期になり、生徒たちがのぞむ生徒会選挙。
折しも、そのさなかに、
卒業生の1人が学校に立てこもり、
鈴木先生のお気に入りの小川さんを人質にとる事件が発生してしまいます。
さて、どうする、鈴木先生!?
ちょっとまあ、ストーリー的に強引な面がありますけれど、
鈴木先生だから(?)許せます。何でも来いっ!

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2012年8月27日 (月)

『桐島、部活やめるってよ』前田、部活たのしいってよ。

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桐島、部活やめるってよ

★★★★★

熱くなれるものがあるのは
全然カッコ悪くなんかない

なんて痛快!カタルシス!

屋上のシーンでは、思わずパチンと手をたたいちゃいました!

「そうだ、そうだ!」

本当、全部、他人事じゃない。

探せ、探せ、あのころの自分を探せ。

そして泣け、叫べ、目を覚ませ。

何となく、ですが

『サニー 永遠の仲間たち』と同じ匂いがするな~と思ったんですよね。

大人(?というか、単なる齢を重ねた者)から観ると、そう思えてしまうのかもしれませんけど。

熱くて、甘酸っぱい、あのころの自分に背中を押されたような気になってしまうのかしら。

もしかすると、
当事者世代はリアルに近すぎてしまうから、俯瞰で見れなくて
「ワケわかんね~」ところがあるのかも。

終了後にそう言っている、若者3人組が隣にいたんです。

きっと部活グッズを持ってきてて、1000円で観てるんだろうなっていう(渋谷東急限定)。

ご存じのとおり、この映画、部活をやめてしまうという、バレー部のエースで
頭がよくて、スターな桐島は、出てはきません。

結局、神木隆之介くん扮する、クラスでは目立たない地味な存在の

映画部の前田がイチバン幸せ者なんですよ。

うん、そうに違いないんですよ。

桐島の親友、というか同類の
菊地宏樹という、イケメンを演じた東出昌大くんを見いだせたのは
それはそれで、よかったですが(* ̄ー ̄*)

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2012年8月11日 (土)

『聴こえてる、ふりをしただけ』子どもだって精いっぱい悲しい

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聴こえてる、ふりをしただけ

★★★★

11歳の少女がたどる
喪失感の昇華と再生への道すじ

ものすっごく難しい、命題を投げかけられてる気がしました。

私たち、大人に対して。

主人公は、突然の事故で母親を亡くした11歳、小学5年生のサチ。

「お母さんは魂になって、サッちゃんのことを見守ってくれている」

周りの大人たちはそう言いますが、サチはイマイチ納得ができません。

学校でも、クラスメートとの間に何となくの異質感が生まれたことを感じていたところへ、

お化けという目に見えないものの存在を信じ、
真剣に怖がる転校生・のんちゃんがやってきます。

のんちゃんは、「ひまわり学級」と呼ばれる
特別支援学級にも通っている、おそらく何らかの発達障がいを持っている子でした。

「お化けが怖くて」1人ではトイレに行けない
のんちゃんに、サチは興味を持ち始めます。。。

子どもの心の素直さ、柔軟さ、そして残酷さをよく知る監督だな、と思います。

2児の母親であり、現役の精神科の看護師。
小児科での経験もおありという、今泉かおり監督です。

パートナーは『こっぴどい猫』の今泉力哉監督。
ご夫婦そろって、映画監督なのです。

育休中に撮影したという本作は、今年2月、第62回ベルリン国際映画祭で
13歳以下の子どもたちが審査員を務める「ジェネレーションKプラス部門」にて
子ども審査員特別賞を受賞しています。
 

やはり11歳、小学5年生というお年ごろが、絶妙なんです。

 

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2012年8月 4日 (土)

『トガニ 幼き瞳の告発』からの触発

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トガニ 幼き瞳の告発

★★★★★


子どもたちの声なき声に
怒りの涙があふれる


映画は、エンターテイメントであるとは思います。

ドキドキ、わくわく、楽しく、時間を忘れて異世界に行くのもまた一興。


しかし、この映画はそういう作品ではありません。

韓国の聴覚障害者学校で、実際に起こった児童虐待事件をもとにした小説の映画化で

衝撃を通り越した事実を、広く、より多くの人に
知ってもらうための手段として映画化されたという作品なんです。


主人公の美術教師イノを演じたコン・ユが、
兵役中に原作の小説を読み、自ら企画を持ち込んだそうです。

『あなたの初恋探します』やTVドラマ「コーヒープリンス1号店」など
そういう路線で人気者になったのならば、

ふつうは、こうした、下手するとマイナスイメージになりかねない
シリアスな実話モノは敬遠するものだろうと思います。

それでも、「こ、これは!」と思って映画化に向けて動いた
コン・ユをはじめ、
ファン・ドンヒョク監督、原作のコン・ジヨン氏、スタッフ・キャスト陣、

そして、しんどい役を演じた子どもたちに、拍手を送りたいです。

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2012年7月17日 (火)

『ぼくたちのムッシュ・ラザール』いのちの教室

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ぼくたちのムッシュ・ラザール


★★★★★


こどもとっての学校は
生きるための場所であれ


「いのちがもったいない!!!」

小学校時代、初めて太平洋戦争について学んだときの子の作文の1節です。


いのち。

大事にしていきたいです。


じぶんのいのちも。
ともだちのいのちも。
大切なだれかのいのちも。

いま、この映画を観ることは、大きな意味があると思っています。


カナダ・ケベック州のモントリオール。
移民が最も多い州の大都市だけあって、

フランス語が飛び交ってはいますが、たしかにいろんなこどもたちがいます。


いつものように始まる学校での朝、

その日、牛乳当番だったシモンは、みんなより早く行って、
クラスの分の牛乳を受け取り、教室に運んでおかなくてはなりません。

ところが、教室の中を覗いたシモン…。

牛乳びんをぶちまけ、走って先生を呼びに行きます。

先生たちは、登校して来た子どもたちを、追い立てるようにまた外に出そうとします。

ただ1人、シモンを心配した仲良しのアリスだけは、
散乱した牛乳びんに気づき、思わず教室の中を覗いてしまいました。

シモンと同じ光景を見てしまいました。


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2012年5月12日 (土)

『幸せの教室』学ぶ場所がある喜び

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幸せの教室

★★★

トム・ハンクス×ジュリア・ロバーツ
2大共演でおくる、セカンドチャンスの物語

トムは主演・監督・脚本・製作を手がけています。

友人でもある2人、アカデミー賞受賞者同士の共演。

この2人のことを嫌いっていう方はそういないんじゃないかなと思いますが

万人受けしないにしても、

「久しぶりに映画でも観よっかな」というときにはもってこいな、

ほのぼのとして、時々笑いもあり、

安心して観ることのできる映画です。

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