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カテゴリー「DVD」の記事

2013年2月14日 (木)

『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』ぜんっぜん、ダメじゃないよ。最高なんだよ。

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WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々  (WIN WIN)

★★★★4.8


レスリング大好きな2人が輝く

小粒だけど、やっぱり大好きな映画


『リトル・ミス・サンシャイン』や『サイドウェイ』の、

フォックス・サーチライト・スタジオが製作。


冴えない弁護士とワケあり少年が、

レスリングという共通の愛するスポーツを通じて再生する、

ユーモアたっぷり、ハートウォーミングな物語。

大好きなタイプの映画です。俳優陣も、キャラも、セリフも好きですね。

仕事がなく金欠にあえぐ、弁護士のカイル(ポール・ジアマッティ!)は、

近所の資産家で1人暮らしのレオの認知症が進んだことを知ります。

レオには娘がいるというのに、行方知れず。ほかに身寄りもない。

高額な報酬を目当てにして、マイクは

レオの“後見人”Guardian になることに。

その際に、ちょっとしたウソをついてしまうのです…。

日本にもある成年後見人というものですね。

認知症や知的障がい、精神障がいなどで、財産管理や契約などの判断を自分でつけるのが難しい方々を 保護したり、支援するという制度。

日本では今、弁護士などの公的資格がなくても、一般市民もなれる“市民後見人”の養成もいわれていますが、報酬の問題って、難しい。

果たして、ボランティアでいいのでしょうか、という気もしています。

地方自治体に振りすぎだと思いますし…。

で。

ところが、

身寄りがなかったはずのレオを訪ねて、

レオの孫だという、ブロンドの少年カイルが現れます。

この子が何だか、ワケありふうで…。

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2012年6月28日 (木)

『星の旅人たち』と歩く道の果て

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星の旅人たち

★★★★4.5

何を思い、ゆくのか。
道があるから、ただ歩く。

いやあ、いい旅でした。

フランス国境からピレネー山脈を越え、
スペイン北西部を横断する
その距離なんと800㎞の巡礼路、

聖ヤコブが眠る
サンティアゴ・デ・コンポステーラまで、ひたすら歩いて歩いて、歩く旅です。

妻を亡くして以来、
疎遠になっていた1人息子ダニエル(エミリオ・エステベス)を、
この旅の途中で亡くした喪失感は、
トムというベビーブーマーの父親(マーティン・シーン)を、
自然と、自らも巡礼の道へと導いていきます。

トムの心情そのものは、あまり詳しくは描かれてはいません。

息子は何を思い、この旅に出たのか。

旅の終わりの聖地には、何か救いがあるというのか。

「2人で旅立つ」という言葉どおりに、

息子の遺灰をバックパックにしのばせ、至る所にまいていきながら

トムは、黙々と歩き始めます。

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2012年4月24日 (火)

生きた証(あかし)を『希望のちから』に

Photo

DVD『希望のちから』(2008)

販売元: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

“希望”は、だれのもの?
新薬ができるまでを追った実録ドラマ


もともとはTV映画で、日本では劇場未公開、
「ハーセプチン」という乳がん治療薬が世の中に出るまでを追った
ほぼノンフィクションといってもいい作品です。

『メンフィス・ベル』『P.S.アイラブユー』のハリー・コニックJr.が

ハーセプチンの研究・開発から臨床試験に携わった

デニス・スレイモン医師を演じています。

笑顔がとても魅力的なハリーですけれども、
この映画では笑顔ばっかりではないです。

苦悩、悲しみ、焦燥、怒り・・・

いろんな表情を見せてくれます。

なお、製作には女優レニー・ゼルヴィガーの名前も。

彼女の親友がハーセプチンによって救われた1人だったようで
スレイモン医師の功績をたたえて、製作に名乗りをあげたということです。

乳がんの方も、そうでない方も、

身近にがんの方がいる方も、そうでない方も、

日本人の2人に1人ががんと共生する社会を生きている、という意識を持っていらっしゃる方も、
そうでない方も含めて、

こういう映画もある、ということを、ぜひ知ってもらいたいなと思います。

 

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2012年4月 5日 (木)

命より大事なのですか?『レインメーカー』

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DVD 『レインメーカー』(1997)

アメリカ医療保険を知る映画3部作と勝手に名付けて、ご紹介します。

まず第1本目は
ザ・ファーム -法律事務所-』で知られる元弁護士のジョン・グリシャム原作、
フランシス・フォード・コッポラ監督・脚本・製作総指揮

若きマット・デイモン主演(『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』直後に出演)の
『レインメーカー』です。


脇もなにげに豪華で、

ヒロインに『ロミオ&ジュリエット』『ターミネーター3』のクレア・デーンズ、

敵方に、アンジーパパのジョン・ボイドほか、

ダニー・グローバーやダニー・デビート、
ロイ・シャイダー、ミッキー・ロークも出ています。

レインメーカーとは、
札束の雨が降るようにお金をもうけることのうまい弁護士ってことだそうで。

シッコ/SiCKO』でマイケル・ムーアが訴えかけた

大手保険会社の実態を、法廷を舞台にしてあばく社会派ドラマとなっています。


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2012年2月 9日 (木)

開けっ広げなあなたをいつまでも愛する『アイリス』

DVD『アイリス』(2001)

過去と現在、翻弄されながらも
愛し、尊敬し続けた夫の深い愛

認知症もの第3弾です。

『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』を試写会で拝見したとき、
真っ先に思い出した映画です。

鉄の女と呼ばれた、あのサッチャー元首相も認知症といわれておりますし、
3/17公開の映画でも、その様子を垣間見ることができます。
そのサッチャーの夫を演じたのが、ジム・ブロードベントだったのです。

ハリポタ世代の方には、
魔法薬学のスラグホーン先生といったほうがいいかもしれません。

イギリスの作家であり、哲学者でもあるアイリス・マードックをジュディ・デンチ、
その夫ジョン・ベイリーをジム・ブロードベントが演じた『アイリス』は、
聡明で奔放なアイリスが、晩年、アルツハイマー病に冒された様子と
夫の献身的な介護と苦悩が描かれ、
ジム・ブロードベントは、アカデミー賞助演男優賞を受賞しています。

また、若き日のアイリスを、ケイト・ウィンスレットが
奔放に、まさに開けっ広げに演じているのが印象的です。

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2012年2月 5日 (日)

もっともあり得そうなSF映画らしい、です『ガタカ』


ガタカ(1997)


『TIME/タイム』が公開中ですが、
その監督のアンドリュー・ニコルといえば、やはりこの作品なくしては語れない!と

5,6回目(それ以上かも)になりますが、久しぶりに見直してみました。


とにかくイーサン・ホークも、ユマ・サーマンも、ジュード・ロウも若い!
アカデミー俳優、アラン・アーキンも!。

それだけでも感激ですが

「そう遠くない未来……」で
始まるSFのお話は、もともと大好きなジャンル。

約1年前の記事ではありますが、なんと、
NASAが選んだ現実的なSF映画の第1位にも選ばれたようです。


およそ15年も前の映画なのに、
いつ観ても、新鮮で、斬新で、
もしかしたら、それこそNASAやどこかの機関で
すでにあり得ている話だろう、と思わせてくれます。

この世界観のつくり方、
新作の『TIME/タイム』でも、
ジム・キャリーの『トゥルーマン・ショー』でも、本当うまいな、と思います。


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2011年12月31日 (土)

『ヒア アフター』忘れないために。

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ヒア アフター


★★★★


ブルーレイ&DVD発売中
オンデマンド配信中


2011年を代表する作品。
この世で“それでも、生きていく”


この映画は、皆さんご存じのとおり、
劇場公開中に東日本大震災があり、
冒頭に大津波のシーンがあることから、即、公開中止となりました。


それでも、監督のクリント・イーストウッドは、
ブルーレイ&DVD商品の売上げの一部を寄付するとのこと。

パッケージの裏にも、
「東日本大震災によって被災された皆様、影響を受けられた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
『ヒア アフター』ブルーレイ&DVDには、作品の演出上津波の描写が含まれています。
ご了承の上、ご鑑賞くださいますようお願い申し上げます。
『ヒア アフター』ブルーレイ&DVD商品の売上げの一部は、日本赤十字社を通じて復興支援活動に役立てられます。
被災された方々及び地域の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。」

と書かれています。


この映画については、今年最後に書きたかったのです。

この映画を観たら、きっと2011年を思い出すでしょう。誰もが。

きっと忘れられてはならないもの。


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2011年12月 8日 (木)

愛はあとからついてきた『ラブ&ドラッグ』

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ラブ&ドラッグ

★★★★

近ごろはやりのロマンティックコメディながら
いろいろと考えさせられます

アン・ハサウェイとジェイク・ギレンホールの共演。

文句なしの美男美女、『ブロークバック・マウンテン』でも夫婦役で
共演していた2人が
また、息の合ったすてきなカップルぶりと、脱ぎっぷり(!)で演じています。

『涙と笑いの奮闘記──全米セールスNo.1に輝いた"バイアグラ"セールスマン』
(著ジェイミー・レイディ)が原作であり、
LOVEの前にMAKE LOVEという、近ごろよくある(?)タイプの作品かと思いきや、

意外にもシリアスなテーマを含んだ、なかなかいい映画でありました。

最初は「ワハハ」と笑いながら観ていたんですが、ラストにはホロリ。

いい意味で裏切られました。

 

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2011年12月 4日 (日)

ユーモアのこころ『イエスマン“YES”は人生のパスワード』



『イエスマン“YES”は人生のパスワード』(2008)


今このときを受け止めて、
YESと言えるヤツになろう


BBCラジオディレクターの体験実話が原作です。

上智大学のアルフォンス・デーケン先生の講演「ユーモアのこころ」を
お聞きして、真っ先に思い浮かんだ映画なので、ちょっとご紹介!


仕事で、プライベートで、
どんな提案、お誘い、お願いにおいても、
常に「NO」「嫌だ」「パス」と言い続けてきた
男カール・アレン(ジム・キャリー)。

親友ピーター(ブラッドリー・クーパー)の婚約パーティーさえ
ドタキャンする始末です。

私も時々、出無精になってしまうことはありますが、
ちょっとこれはいくら何でも、というレベル。
なので、親友からも愛想を尽かされてしまいます。


そんなカール、
あるとき、参加した自己啓発セミナーで、

"すべてのことに、それが何であっても「YES」と言おう"
という約束をさせられてしまうんです。

それ以来、カールはすべての提案、お誘い、お願いにおいて、
「YES」と答えるようになるのですが・・・。


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2011年11月10日 (木)

『フード・インク』食べ物は工場で作られるんじゃない

フード・インク【DVD】



日本に忍びよる!?
巨大企業による食の工業化を予習



本年度アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門ノミネートに続き、
第32回エミー賞ニュース&ドキュメンタリー部門を2部門受賞している
フード・ドキュメンタリーです。

エミー賞はもともと、その年の優れたTVドラマに与えられる賞として有名ですが、
TVやインターネットで放送されたニュースやドキュメンタリーの中で
優れた作品に授与されるというこの部門で、
映画が受賞となるのは、めずらしいことなんだそうです。

アメリカでも、食はひじょうに関心が高いテーマということなのでしょうが、
今、日本が揺れに揺れているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)をめぐっても
これはぜひとも知っておきたい内容だと思います。


TPPによって日本に入ってくるかもしれないアメリカの農業とは、

一部の巨大企業による工業システムであり、1つの巨大ビジネスであること。

そして、アメリカの抱える異常な食事情の実態と、その裏にある格差と貧困を、

この作品は淡々と映し出しています。


映画に出てきますが、
スーパーにあるブロッコリー1個よりも、ハンバーガー2個のほうが安い

という現実。
これはいったいどうして、なぜなんでしょう?


プロデューサーは、『ファストフードが世界を食いつくす
おいしいハンバーガーのこわい話』のエリック・シュローサー。

ちなみに、これらの原作を読んでからというもの、

わが家には取り決めができました。


マクドナルドなどのファーストフードは、最低1〜2か月に1回でしたが、
今はほとんど食べません。友だち付き合いで食べるぐらい。

今はもう卒業しましたがハッピーセットも、
以前はねだられて買いに行っていました。
どうしても欲しい物のときだけにしていましたけど。

(これはアメリカのメジャーな映画会社ばかりか日本のテレビ局、大手出版社なども
販促に使ってます。その点も、実はゆゆしき問題だったりしますが…)


体には良くない、ということは承知の上ですが、
【食】の1つの側面である、“楽しく食べる”ということは
わが家のモットーでもあるので、
「食べたい」なら、食べようと。

でも、いつもは食べない、ということになりました。

もちろん、まったく食べないほうがいいに決まっているのですが、
そんなストイックになれないたちですし。

もしかしたら、しばらくすると食べたくなるように、
洗脳に近いインプットが、もはやあるのかもしれません・・・。

まあ、しょうがない。毎日食べるわけではない、という割り切りです。


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