『クラウド アトラス』つながるとは、こういうことだ。
クラウド アトラス CLOUD ATLAS
★★★★4.8
映像化不可能といわれた、2004年に発表された
デヴィッド・ミッチェルの小説『クラウド・アトラス』を映画化。
そんな『クラウド アトラス』
こうして人は、つながっているというのを、
クラウド アトラス CLOUD ATLAS
★★★★4.8
映像化不可能といわれた、2004年に発表された
デヴィッド・ミッチェルの小説『クラウド・アトラス』を映画化。
★★★★
何のため、だれのために生きるのか。
もう一度、思い起こさせる闘い
これぞ正真正銘の“全米大ヒット!”
さらに米Amazonでは、原作本3部作の売上げが
ハリポタ全巻分を上回るという大人気。
★★★
“記憶”に縛られず
なりたい自分になればいい
そう言っちゃうと、元も子もないんですが、
いわずと知れた、シュワちゃん主演、ポール・バーホーベン監督による
1990年の伝説的なSF映画を
コリン・ファレル主演、『ダイ・ハード4.0』のレン・ワイズマン監督でリブート、
再起動です。
原作は、SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説『追憶売ります』。未読ですが…。
オリジナル版は伝説的と書きましたが、それこそ記憶に残る名物シーンたくさんありますよね。
シャロン・ストーン演じる主人公の妻が突如、豹変するところとか
ぶっ壊れたタクシーのロボ運転手とか
発信器を取り除くために鼻に器具をつっ込むところとか
おばちゃんの顔が崩れて、シュワちゃん登場とか
火星で酸素欠乏中のシュワちゃん登場とか
レジスタンスのリーダー、クワトーの存在とか
ほとんどトラウマといってもいいような(!?)映像体験の数々。
その辺の期待度は高まるところかと思いますが、
リブート版の設定は、かなり違っています。
舞台は火星ではなく、全世界的な化学戦争後の地球。
世界は、富裕層の暮らす地域・ブリテン連邦=UFB(今の地球でいうとEUのあたり)と
労働者層の暮らす地域・コロニー(オーストラリアのあたり)に分断されていて
「フォール」と呼ばれる地球のコアを通る超巨大なエレベーターによって
労働者は富裕地域まで働きに行く、
ということになっています。
ちょっと『TIME/タイム』っぽいですかね。
労働者層の地域は、まるで『ブレードランナー』のような世界観でした。
★★★★4.5
原点回帰!スパイダーマンは
繊細でヒューマンな隣人ヒーロー
当初、『ソーシャルネットワーク』『わたしを離さないで』『Dr.パルナサスの鏡』の
アンドリュー・ガーフィールドが、
『スパイダーマン』最新作に大抜擢、
というニュースを知ったとき、
えっ、まさか!
という違和感、なかなかぬぐえませんでした。
繊細でやさしくて、迷い子犬みたいだし、
体つきも華奢。アクションするタイプじゃないよ〜と思っていました。
でも、今は違います!(断固!)
やっぱり彼でよかった。
彼でなきゃ、アメイジングな親愛なる隣人“スパイディ”には
なり得なかっただろうと思います。
あめすぱ、まじやば。
また、NYという舞台における3Dであることの醍醐味。
その辺がしりあがりによくなるまでは、
アンドリュー演じるピーターと、エマ・ストーン演じるグウェンのラブラブ劇場
自分は何者であるかを考える人生劇場
さらには
異種間遺伝子融合や再生医療の人体実験など、
そこは踏み込んではならんだろう、という医療倫理や科学への警鐘サスペンス
といったドラマパートを、しっかりご堪能ください。
★★★★4.5.
近年の邦画の中でまれに見るおもしろさ
忘れかけた夢への情熱を呼び覚ませ!
2012春・縁(えん)をつなぐシリーズの第2弾は、同じ夢を追う兄弟を描いた物語です。
特に同性の兄弟は、友であり、ライバルであり、
どうしても気になって気になって、仕方がない存在ではあるのですが。
お互いがいるからこそ力がわく、みたいな感じ、すごくすてきだと思います。
40過ぎて青臭いかもしれませんが、
単純に、夢を追いかけるっていいなと、
こちらまで身震いして、ときめいてしまうほどの
夢があるっていいなと。
それを共に語れる相手がいるっていいなと。
2時間超えてますけど、あまり長さは感じませんでした。
「ああー、おもしろかったな」と、すがすがしい気分で映画の世界を堪能できた
作品でした。
JAXAだけでなく、NASAも全面協力です。
すごいゲストも出てきます!
お子さんたち、どんどん観てください。
(ただし、お行儀よく!)
★★★3.5
『ガタカ』にはかなわなくても
独特の世界観に観客を誘(いざな)う
監督・脚本・製作を『ガタカ』『トゥルーマン・ショー』の
アンドリュー・ニコルがつとめるということで
かなり期待度を高くして観ました。
私は、まあまあ、楽しめたかなと思うのですが、
あまり評判はよくないようですね。
ガタカ(1997)
『TIME/タイム』が公開中ですが、
その監督のアンドリュー・ニコルといえば、やはりこの作品なくしては語れない!と
5,6回目(それ以上かも)になりますが、久しぶりに見直してみました。
とにかくイーサン・ホークも、ユマ・サーマンも、ジュード・ロウも若い!
アカデミー俳優、アラン・アーキンも!。
それだけでも感激ですが
「そう遠くない未来……」で
始まるSFのお話は、もともと大好きなジャンル。
約1年前の記事ではありますが、なんと、
NASAが選んだ現実的なSF映画の第1位にも選ばれたようです。
およそ15年も前の映画なのに、
いつ観ても、新鮮で、斬新で、
もしかしたら、それこそNASAやどこかの機関で
すでにあり得ている話だろう、と思わせてくれます。
この世界観のつくり方、
新作の『TIME/タイム』でも、
ジム・キャリーの『トゥルーマン・ショー』でも、本当うまいな、と思います。
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